本学経済学部で開講している「現代地方自治経営論講義」で1月31日、岡山県の伊原木隆太知事が学生ら約300人を前に、行政の課題や目指すべき方向について講義を行いました。伊原木知事が本学で講義するのは初めてです。
本学の森田潔学長のあいさつに続いて、伊原木知事が講義を開始。岡山県の企業誘致や農業の育成を例に挙げながら、行政の中の矛盾点や課題を指摘しました。米国での勤務経験や企業のトップとして組織を運営してきた経験を紹介し、“限られたリソース(資源)で最大限のアウトプット(成果)を出す”姿勢は行政に通じるとして、若者にも一歩前に出て投票に参加したり、議会を見学するなどもっと関心を持ってほしいと訴えました。学生からは、路上駐輪の問題や文化県としての岡山県の意義、知事自身の人生設計についてさまざまな質問があり、知事と積極的に意見を交わしました。
「現代地方自治経営論講義」は、外部講師を招いてオムニバス形式で行う講義で、岡山市役所と岡山県庁の行政担当者らが、県政、市政全体に関わることから個々の具体的な問題点や対応まで解説します。本学では、平成10年度から毎年開催しています。
【本件問い合わせ先】
経済学部交流委員長・教授 張星源
TEL:086-251-7533
(14.02.03)