岡山大学病院は9月24日、特発性間質性肺炎の男児=2歳9カ月、埼玉県在住=に、母親の左肺の一部を分割して両肺として移植する手術に成功したと発表しました。肺として機能する最小単位の「区域」に分割して、移植する手術は世界初、2歳9カ月での生体肺移植は国内最年少です。
手術は8月31日に、呼吸器外科の大藤剛宏肺移植チーフを執刀医とするチームが担当。約11時間かけて、母親の左肺の下葉を区域に切り分けて移植しました。
大藤チーフは「新しい術法の確立は、より多くの子どもや家族に希望を与える成果だ」と話していました。
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岡山大学病院病院長室
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(14.09.25)