岡山大学病院は9月1日、「炎症性腸疾患(IBD)センター」を岡山県内で初めて開設しました。炎症性腸疾患(IBD)は原因不明の炎症により、下痢や腹痛、血便などの症状が出る病気。難病の潰瘍性大腸炎やクローン病がその代表です。
IBDセンターはこれらの病気の治療を専門的に行い、診療科や職種の枠を超えて院内でのサポート体制を整えています。消化器内科、消化管外科(低侵襲治療センター)が中心となり、小児外科、小児科などの診療科で構成しています。また、病気を抱えながら進学や就職、妊娠・出産を希望する患者も多いため、産科医やソーシャルワーカーらもメンバーに加わります。
本センターを立ち上げることで、他の医療機関で対応できなかった患者を診療する『最後の砦(とりで)』病院としての役割を果たしていきます。
【本件問い合わせ先】
岡山大学病院 病院長室
TEL:086-235-6749
(16.09.01)