優れたビジネスモデルをコンテスト形式で評価する「岡山イノベーションコンテスト(OIC)」のファイナルステージが11月29日に開催され、久保駿貴さん(理学部4年)がグランプリ、宮本大輝さん(工学部4年)が大賞を受賞しました。
久保さんは、最終面接に落ちた学生を企業間で推薦・採用できるプラットフォーム『ABABA』を提案。企業側はフィルタリングされた優秀な学生を確保でき、採用フローを大幅にカットできるメリットがあるほか、学生にとっても効率的な就職活動が実現します。
宮本さんは、草食系男女のためのマッチングアプリ 『スキッテ』を企画。草食系の男女が告白の失敗を回避するために、LINE友達限定でマッチングをするアプリを提案しました。LINEの友達の中から気になる人を3人選択し、お互いに気持ちがあることがわかった場合にのみ『スキッテ』が通知をするという仕組みです。
久保さんは受賞を受け、「正直グランプリは予想していなかったので驚いています。グランプリももちろん嬉しいですが、ABABAのサービス内容が審査員の皆様に評価いただけたことが何より嬉しいです。大学生の就職内定率は69%に留まり、来年以降も厳しい数字が予想されます。今こそ企業と企業が手を取り合い良人材のシェア、採用のエコシステムを構築していくべきなのではないかと思います。グランプリの名に恥じぬよう、このままの勢いで事業を加速させ成長させたいと思います」とコメント。
宮本さんは、「今回、大賞を受賞できたことは大変光栄に思います。とはいえ、このコンテストは通過点に過ぎません。ただの『ビジネスプラン』にとどまらず、大学院進学後も本プランの実現に向けて精一杯取り組んで参りたいと思います」と話しています。
コンテストは、地域の起業家育成を目指す「岡山イノベーションプロジェクト」の一環で4度目の開催。今年は92組の応募がありました。大学生のグランプリ受賞は、4度目にして初の快挙です。今後2人は、事業プランをさらにブラッシュアップし、プロジェクトの実現を目指します。
【本件問い合わせ先】
岡山大学総務・企画部 広報課
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「岡山イノベーションコンテスト」で理学部・久保さんがグランプリ、工学部・宮本さんが大賞を受賞!
2020年12月01日