本学ダンス部は8月7~10日、神戸市で開催された「第36回全日本高校・大学ダンスフェスティバル」で、上位10賞の一つである「特別賞 主題にふさわしい演出効果の工夫」を受賞しました。
同大会は「ダンスの甲子園」と称され、毎年全国から多くのチームが集まります。今年は、107の高校と大学が参加しました。
本学ダンス部が上演した『ノクチルカの夜~小泉八雲「夜光虫」より~』は、小泉八雲の晩年の集大成として知られている「夜光虫」(著書「影」1900年)をテーマに創り上げた作品です。夜光虫は、大発生すると夜に光輝いて見えることから名付けられた細胞生物群であり、その小さな生命体は、八雲の世界観を象徴するモチーフとして登場します。<静かな夜の海に一面に光漂う夜光虫。幾億千万の恒星の明かりが青玉色(サファイア)や翠玉色(エメラルド)、時には深紅色(ルビー)と、様々な色で脈々と微光を放つ>。八雲はこの光景を、現実と非現実が溶け合う壮大な精神世界と捉え、自らも神秘の海に漂う蛍光点と見なしました。ダンス作品では、舞台一面を覆う白色布と、造形を照らす照明を効果的に使いながら、八雲の幻想的なイメージを表現しました。
同大会での本学ダンス部の受賞は11回目となります。また、大会の様子は、8月24日(土)14:00~15:00にNHK Eテレにて放送予定です。
ダンス部は、表現系・リズム系の幅広いジャンルのダンスに取り組んでおり、今後の活躍が期待されます。
【本件問い合わせ先】
岡山大学学術研究院教育学域 教授 酒向治子(岡山大学ダンス部顧問)
TEL:086-251-7667
岡山大学ダンス部HP
岡山大学ダンス部が「第36回全日本高校・大学ダンスフェスティバル」で特別賞を受賞!
2024年08月30日