9月13日に広島総合グランド(広島市)で開催された「第56回全日本大学駅伝対校選手権大会 中四国地区選考会」で本学陸上競技部が優勝し、見事、全日本大学駅伝への出場権を獲得しました。全日本大学駅伝への出場は、本学史上初の快挙であり、既に出雲駅伝の出場を決めている同部は、大学三大駅伝のうち、箱根駅伝以外の二大会への参戦が決定したことになります。
中四国地区選考会は、各校8~13人がエントリーを行い、10,000mのタイムレースの上位8人の合計タイムが最も速かった大学に、全日本大学駅伝への出場権が与えられます。岡山大学、環太平洋大学、広島経済大学、広島大学、愛媛大学、高知大学、至誠館大学、広島修道大学の8校が出場し、同部が2位の環太平洋大学に8分以上の差をつけて1位に輝きました。閉会式後の会場には、達成感に満ち溢れた笑顔と涙の部員が長距離パート主将の福永伸之介さん(教育学部3年)を胴上げする姿がありました。
本選考会に出場した13人は、長距離を専門とする選手だけではありません。そのため、同部が道後山(広島県)と菅平高原(長野県)で実施した夏合宿では、中距離選手が10,000mに対応できるようにするための練習メニューを組み、合宿終盤には20kmを走ることができるようになりました。特にOB・OG会やクラウドファンディングでの支援によって実現した菅平高原での高地トレーニングの効果が大きかったそうです。
出雲駅伝出場決定と同じくらい全日本大学駅伝への出場決定で部内が盛り上がっているという話とともに、福永さんは「優勝できると思っていましたが、できなかったときのことを考えると不安でした。来年は強い先輩方が抜けるかもしれず、初出場を決めるには今年しかないという気持ちもありました」と話しました。対照的に、石鍋颯一さん(歯学部4年)は「みんなには言っていませんでしたが、『全日本大学駅伝には絶対行ける!」と思っていました。周りはハイテンションになっていましたが、私は『だよね』と思っていました」と笑って話し、チームの強さを自負していることがうかがえました。
三重県で開催される全日本大学駅伝は11月3日の8時10分に号砲が鳴り、27チームが伊勢神宮まで一気に駆け抜けます。本学のたすきが初めて伊勢神宮に届く瞬間を一緒に見届けましょう!
【参考】
●各大学の順位
1位 岡山大学
2位 環太平洋大学
3位 広島経済大学
4位 広島大学
5位 広島修道大学
6位 至誠館大学
7位 愛媛大学
選考外 高知大学
●岡山大学の出場選手・記録
1組目
岡田慧悟(教育学研究科1年) 33’14”03
平尾元(工学部4年) 33’58”43
米倉絃之介(経済学部2年) 34‘12”50
南方昭寛(環境生命自然科学研究科2年) 34‘36”06
2組目
岩崎亮太(医学部5年) 31’54”80
日名子泰明(医学部2年) 31’55”26
福永伸之介(教育学部3年) 31’59”06
坂田太知(工学部1年) 32’06”33
田川滉介(教育学部1年) 32’49”29
3組目
赤澤京弥(工学部3年) 31’00”04 総合1位
石鍋颯一(歯学部4年) 31’36”32 総合3位
木戸颯(工学部2年) 31’44”35
旭隼佑(環境生命自然科学研究科2年) 31’47”50
●第56回全日本大学駅伝対校選手権大会
日時:11月3日 8時10分 号砲
テレビ放送:11月3日
テレビ朝日系列にて全国生放送
【本件問い合わせ先】
学務部学生支援課
Tel:086-251-7179
快進撃が止まらない!陸上競技部が全日本大学駅伝に出場決定!
2024年10月03日