岡山大学病院は4月13日、ベトナムのハノイ循環器センターと友好協定を結びました。心臓外科など高度な先進医療についての共同研究や情報交換、教員や学生の交流を進め、両国の文化や科学の進歩と、友好関係の強化に寄与していきます。
同センターは、ベトナム最大の外科病院・ベト・ダック大学病院を母胎に、同国政府が直接設立した初の循環器センターで、今年2月に開院。友好協定は、岡山大学病院心臓血管外科の佐野俊二教授らが3年前から、同センターのタン所長(当時ベト・ダック大学の准教授)と先天性心疾患などについて情報交換、および同国で講演や助言、実技指導を行ってきた縁で実現しました。
岡山大学病院は同センターで、心臓外科や麻酔技術についての講演や実技指導を継続して行い、同センターからは臨床実習生を受け入れ。また、心臓外科、小児循環器、麻酔といった関連診療科の医師や看護師、人工心肺技師の相互交流も進めていきます。
この日、ハノイで調印式があり、森田潔病院長、佐野教授らが出席。森田病院長は「本院の持つ高度な医療技術の指導を通じ、国際貢献したい」、佐野教授は「ハノイ循環器センターの発展のためお手伝いをしたい」と抱負を語りました。
写真:調印する森田病院長(前列左)とタン所長。杉良太郎日本ベトナム特別大使(2列目中央)らも見守りました
【問い合わせ先】学長戦略室広報担当 TEL:086-251-7292
岡山大学病院がハノイ循環器センターと友好協定締結
2010年04月23日