2024年4月
環境理工学部長 難波徳郎
2021年4月に環境理工学部と工学部は再編統合され、新工学部が設置されました。その前年の2020年4月に入学した学生さんが最後の入学生でした。ほとんどの学生さんは2024年3月に卒業しましたが、すべての学生さんが卒業するまで環境理工学部は存続します。
環境理工学部生のほとんどが卒業したため、環境理工学部棟2階の事務室は2024年3月末で廃止されました。現在、在学生を対象とした教務関係の事務手続きや卒業生を対象とした各種証明書の発行手続きは、工学部1号館の学務課にて行っています。
2024年は学部創立30年にあたりますので、同窓生の皆さんに集まっていただく機会として、創立30周年記念事業を10月に計画しています。学部30年の歩みを振り返るとともに、新工学部における新たな教育研究活動についても紹介いただく予定ですので、ご都合がつくようであれば是非ご参加ください。
環境理工学部は、自然と人間が調和した豊かで快適な環境を創造するための教育研究を通して、環境問題の解決に貢献できる環境スペシャリストを育成してきました。環境理工学部の理念は新工学部に引き継がれ、Society5.0の実現を通してSDGsの達成に貢献し、グローバルに活躍できる技術者の育成を目指しています。環境理工学部の卒業生の皆さんは環境を意識しながら、SDGsの達成に向けて各自のフィールドで活躍されていると思います。既に社会で活躍されている卒業生の皆さんと、これから社会に出て活躍される在学生の皆さんの更なる飛躍を期待しています。
本学環境理工学部が創立30周年を迎えたことを記念して、10月19日、工学部環境理工棟(旧環境理工学部棟)および市内ホテルにて記念式典・祝賀会を開催しました。
【環境理工学部創立30周年記念式典・祝賀会を開催】
記念式典は、河野伊一郎初代環境理工学部長をはじめ、卒業生・元教職員・地域企業の関係者など学内外から95人が参加しました。学部創設からの歴史を振り返り、創設当時の学部木銘板の上掲や参加者全員での記念撮影を行いました。
市内ホテルで開催した祝賀会には、那須保友学長も参加しました。参加者は、環境理工学部文化部によるライブパフォーマンスや思い出話を交えたあいさつを楽しみながら旧交を温めました。
環境理工学部は、1994年10月に、当時の国立大学の中で「環境」を教育研究の柱とする最初の学部として創設されました。今回の記念式典・祝賀会は、参加者が相互の親睦や環境理工学部への愛着を深め、誇りを高める場となりました。
【本件問い合わせ先】
自然系研究科等総務課
TEL:086-251-8811