患者の皆さまへ
病院からのお知らせ
ジェンダーセンター(GID)外来(精神科外来)
ジェンダーセンターについて
当センターは性同一性障害「GID」を中心としたジェンダー関連疾患「GAD」に対して,包括的な治療,研究,教育を行うための診療施設です。
性同一性障害(GID; gender identity disorder)とは,身体的性別と精神的性別(ジェンダーアイデンティティ)が一致しない状態と定義づけられています。
岡山大学病院では,精神科神経科,形成外科,泌尿器科,産科婦人科がチームを組み,診療を行っております。
2018年4月には,性別適合手術への保険適用が決定し,当センターはGID認定医育成のためのトレーニング施設としての役割も担う事になりました。
これまで整容面のみならず機能面も考慮した世界初の皮弁組合せ陰茎形成術を開発し,最小侵襲治療を指向した腹腔鏡併用腸管造膣術などを導入してきました。
研究面では本邦初の子宮移植を目指して同性・異性間生殖臓器移植研究を行っています。また後継者育成に重点を置き,スタッフには海外研修や国際学会における発表を勧めています。
グローバルパートナーとしてはベルギー・ゲント大学,オランダ・アムステルダム自由大学,韓国・東亜大学,タイ・チュラロンコン大学等があります。
乳房切除術(FTM)および性別適合手術(SRS)に関する情報
当院では,次のような身体治療を行っております。
■乳房切除術
■尿道延長術
■陰茎形成術
■外陰部女性化術
■造膣術
注意事項
・現在,日本国内に治療施設が少ないため,当院のジェンダーセンターではSRS(Sex ressignment surgery)を望む患者さんが大勢待機しております。
・また,その間,最低でも4回岡山大学病院を受診し,岡山市内にある提携医療機関を最低1回受診する必要があります。
【保険適用について】
【その他】
・当院では原則として事前にホルモン療法を受けていない方のSRSは実施していません。
受診までの流れ
■受診予約の取得
・まずはかかりつけ医に紹介状を書いてもらい,医療機関から当院に予約のFAXを送ってください。
・後日,当院の担当者より,初診予約方法の案内をさせていただきます。
※外国人患者の方へ
当院での受診・治療を希望される海外在住の患者さんは,まず,こちらをご確認ください。
海外在住の患者さんに,安心・安全な医療を提供するため,医療コーディネート会社又は国立大学病院国際医療連携ネットワークを介してご連絡をいただいています。
受入可否については,当院の医師が,これまでの治療情報,画像データの読影等を行った上,患者さんにメリットがあるかどうかも含め総合的に判断します。
受診・治療をスムーズに進めるために,ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。なお,コーディネート費用は患者さんのご負担となりますので,ご了承願います。
手術費用
当院では,手術前に預り金をお支払いいただいております。手術予定日の30日前までにお支払いいただきます。
コンビニや郵便局での振込も可能です。
クレジットカード・デビットカードでのお支払いを希望される場合は,窓口でお支払いください。
"預かり金"イコール"手術料"ではありません。
合併症が起きる,入院期間が予定より長くなる,高額の個室しか空いていない,といった場合は,預り金に追加して料金を頂くことがあります。
逆に,預かり金の一部をお返しすることもあります。
また,料金が予告なく変更される場合もあります。
※手術料金(入院預り金)の詳細はこちらです。
よくある質問
FTM(身体的に女性で,性自認が男性)⇒ 子宮卵巣摘出,尿道延長,陰茎形成になります。
乳房切除術は性別適合手術にはあたりません。
尿道延長術は,陰茎形成術を希望される場合に必要な手術となります。手術の詳細は「SRSに関する情報」を参照してください。
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