現代政治学講座
教授
河原 祐馬 かわはら ゆうま
国際政治学
バルト三国研究、近代ロシア政治・外交史
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連絡先:kawah-y◎cc.okayama-u.ac.jp
高校生の時にロシアの文豪アレクサンドル・プーシキンの中編小説『大尉の娘』を読んだことが一つの大きな契機となって「ロシア世界」に興味を持つようになり、大学および大学院では主として19世紀前半を対象とする帝政ロシア研究にとり組みました。その後、研究対象は旧ソ連地域の政治・民族問題を中心とした現代的なテーマに拡がりましたが、この地域を研究するに当たって若い頃から考えてきた「政治的自由主義」や「法の支配」といった問題について今もあれこれ思いをめぐらせています。グローバル化が進む現代の国際社会の中でともすれば国際政治=「何かアメリカ的なもの」と考えられてしまいがちな昨今、「ロシア的なるもの」についての考察を通じて現代の国際社会の現実にアプローチしていくことによって、いっぷう変わった自分なりの国際政治についての講義ができればと思っています。
教授
築島 尚 つきしま ひさし
行政学
戦後ドイツの官僚制
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戦後ドイツの官僚制について、特に、政権交代時に政党が官僚人事にどのような影響を及ぼしたのかといった政官関係に注目して勉強しています。この関連でドイツの政党組織のあり方にも関心を持っています。授業は、行政学を概観したい受講者がペース・メーカーとして受けられるように教科書に沿って行っています。なぜ教科書のような指摘・記述がなされるのかをわかりやすく説明できればと考えています。公務員志望者、現役の公務員の方はもちろんのこと、住民票などを取りに行く程度で普段役所と接する機会の少ない方も歓迎します。受講者を問わず、行政をより広い観点からながめるきっかけにしてもらえれば幸いです。
教授
小田川 大典 おだがわ だいすけ
西洋政治思想史
ヴィクトリア期ブリテン政治思想、現代政治理論
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政治という営みについて、思想史の観点から研究しています。私のウェブページもご覧ください。
教授
成廣 孝 なりひろ たかし
比較政治
イギリス政治,ヨーロッパの政治
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連絡先:narihi-t◎okayama-u.ac.jp
主にイギリス現代政治を勉強しています.第二次大戦直後の政治史から研究を始めましたが,最近は現代の政党政治を中心に他国との比較を交えながら研究しています.統計データ分析を使って選挙の分析をすることもあります.アニマル・ウェルフェアや環境政策についても関心を持っています.
准教授
朴 志善 PARK Jisun
政治過程論
現代日本政治論、政党・立法過程研究
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連絡先:
政治学は、自由で主体的個人と平等で公正な社会に資する学問です。私は、その中でも「代議制民主主義の下、政府はいかに人々を代表し、責任性のある統治を行うか」にかかわる問題を主な研究テーマとしています。授業では、現代政治学の様々な理論・知識はもちろん、その存在意義を生かせ、現在の日本社会が直面している政治的課題とその解決について一緒に考えていきたいと思います。