岡山大学 法学部

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法学部・法学会講演会のページ

岡山大学法学部・法学会 令和5年度 第3回講演会

講師:李 相烈(イ・サンヨル)氏(駐神戸大韓民国領事館 総領事)
演題:「自由・平和・繁栄のための韓日関係」
日 時: 2023年12月14日(木)11:00~12:30
場 所: 岡山大学文法経講義棟 26番教室

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2023年12月14日(木)に、駐神戸大韓民国領事館の李 相烈(イ・サンヨル)総領事をお迎えして、法学部・法学会講演会を開催しました。「史上最悪」とも呼ばれていた日韓関係は、最近、政府及び民間レベルともに急激に変化し、協力が深まっています。講演では、日韓関係の歴史から、日韓両国が直面している国際情勢を含め、最近の変化やこれからの課題についてお話をいただきました。およそ200名の学生が熱心に耳を傾け、またその後も活発な質疑応答が行われました。

岡山大学法学部・法学会 令和5年度第2回講演会(岡山大学主催、岡山大学法学会後援)

講師: 高﨑 真一氏(国際労働機関(ILO)駐日代表)
演題:「ビジネスと人権~最新の動向~」
日 時: 2023年11月17日(金)15:30~17:00
場 所: 岡山大学文法経講義棟 26番教室

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2023年11月17日(金)に、国際労働機関(ILO)駐日代表の高﨑真一氏をお招きして、「ビジネスと人権~最新の動向~」と題してご講演いただきました。会場には200名を超える学生が集まり大盛況となりました。
ご講演では、まず、ILOの歴史と活動について、また企業に対する人権遵守の必要性からILOが果たす役割について概説されました。さらに、国連におけるこれまでの取組みとして、最近の「ビジネスと人権に関する国連指導原則」の意義についても触れられました。昨今の企業経営には、ESG(Environment(環境)・Social(社会)・Governance(企業統治))の3つが必要とされるところ、投資家や消費者、評価機関などがそこに深く関わっていることについてご指摘があり、今日では「ビジネスと人権」が企業のサステナビリティーを決める時代となっているということが特に強調されました。
これまで厚労省を中心とした勤務のご経験から、豊富な知識の溢れるお話にはとても説得力があり、講演後は会場の学生たちからも多くの質問が寄せられました。

岡山大学法学部・法学会 令和5年度法学会総会・第1回講演会

日 時: 2023年6月23日(金)10:50~12:30
場 所: 岡山大学文法経講義棟 20番教室

総会 (10:50-11:00)
岡山大学法学会会則第9条に基づき、令和5年度の年次総会を開催し、庶務・会計担当委員より、決算及び予算の報告を行った。

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講演会
講師: 石田雅彦氏(弁護士、DLA Piper日本共同代表パートナーコーポレートグループ代表)
演題: 外資系法律事務所の日本人弁護士・経営者としての挑戦
概要: 世界最大手の法律事務所DLA Piperにて、日本人として初めて、かつ史上最年少にて代表パートナーに就任した渉外弁護士の石田雅彦先生をお迎えして、外資系法律事務所の業務内容やこれまでのキャリアを中心にご講演をいただきました。世界の最前線でご活躍の石田先生だからこそ見える景色を、ユーモアたっぷりにお話しいただいたのみならず、学生がこれからの将来を考える上で重要なポイントについて、ご自身の来し方を振り返りつつ、非常に具体的なアドバイスを頂戴しました。ご講演後は多くの学生から質問が投げかけられ、それらに対して明快に、時には寄り添って悩みを共有しつつお答えいただきました。会場には1年生を中心に200名を超える学生が集まり、刺激に満ち溢れたお話しであったこともあり、講演会終了後すぐに学生同士で講演からの学びを共有していた点が印象的でした。

岡山大学法学部・法学会 令和4年度法学会総会・講演会

日 時: 2022年7月15日(金)13:25~15:15
場 所: 岡山大学文法経講義棟 26番教室

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  1. 総会 (13:25-13:40)
    岡山大学法学会会則第9条に基づき、令和4年度の年次総会を開催し、庶務・会計担当委員より、決算及び予算の報告を行った。


  2. 講演会
    講師: 芹田 健太郎 氏 (神戸大学名誉教授)
    演題: 最近の国際情勢と日本の外交 ――国際法の視点から――
    概要: 我が国の国際法学の泰斗である、芹田健太郎氏を講師にお迎えし、上記の演題で、ご講演いただきました。講演は、現代の国際情勢に関わる問題を扱うものでありながら、歴史的背景から説き起こされる、非常に重厚な内容でした。それでも、随所に、聴衆の興味を引くようなエピソードも折り込まれ、質疑では、学生から活発に質問がなされました。


岡山大学法学部・法学会 令和3年度第2回講演会(岡山大学主催、岡山大学法学会後援)

講 師: 小長 啓一 氏(岡山大学法文学部第1期生、岡山大学全学同窓会長、元通商産業事務次官)
テーマ: 「高い志を持ってフロンティアに挑戦しよう―田中角栄通商産業大臣、総理大臣に仕えて―」
日 時: 2021年12月9日(木)13:30~15:00
場 所: 岡山大学50周年記念館 金光ホール

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2021年12月9日(木)、私たちの大先輩、法文学部第1期生の小長啓一氏(元通商産業事務次官)の講演会(岡山大学主催、岡山大学法学会後援)が開催されました。このたびの講演会は、小長先生が地元の名誉ある「岡山県三木記念賞」を受賞された記念として開催されました。

ご講演では、「高い志を持ってフロンティアに挑戦しよう―田中角栄通商産業大臣、総理大臣に仕えて―」との演題の下で、田中角栄総理大臣秘書官時代に日本列島改造論の策定に関わったことや日中国交正常化交渉に同行したこと、アラビア石油社長時代に湾岸危機に遭遇し苦難を乗り越えたことなど、これまで歴史上大きな出来事に数多く立ち会ってこられた貴重なご経験をお伺いしました。また、これまでのご経験の中から得られた教訓の数々を惜しみなくご教示くださいました。

会場には、12月12日で91歳を迎えられる大先輩の姿を一目見ようと、法学部の学生を中心に教職員など約200名の参加がありました。小長先生は、フロアから耐えることのない学生の質問にも快くお答えになられ、会場は惜しみない拍手に包まれ幕を閉じました。 

岡山大学法学部・法学会 令和3年度第1回講演会(NHK岡山放送局との共催)

講 師: 内山 拓 氏(NHK報道局社会番組部 チーフプロデューサー)
テーマ: 卒業したら、世界を相手に何をやる?
     ―NHKプロデューサーがみたグローバル社会とは―
日 時: 2021年10月28日(木)13:25~15:15
場 所: 岡山大学50周年記念館 金光ホール

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2021年10月28日(木)に、NHK岡山放送局との共催で「『NHK大学セミナー』in 岡山大学2021」を開催しました。講師に、NHK報道局社会番組部チーフプロデューサーの内山拓氏をお迎えして、「卒業したら、世界を相手に何をやる?―NHKプロデューサーがみたグローバル社会とは―」と題してご講演頂きました。
 
ご講演では、内山さんのこれまで歩まれてきた道に始まり、緒方貞子さんとの出会いから、UNHCR日本人職員の取材等を通じた現実社会と現場の葛藤等についてお話になられました。また最後に、最近のアフガン問題についても触れながら、国際社会に対する見方について、学生たちに対して熱いメッセージを送られました。
これまで世界90カ国以上を見てこられた内山さんの説得力あるお話や、現実社会を先入観なく率直に切り込まれている独自の視点に、会場に集まった150名を超す学生たちも皆興味津々聞き入りました。ご講演後のフロアからの質問も途絶えることがなく、名残惜しいまま講演の幕を閉じました。

コロナ禍もとりあえず収束したこの時期に、対面で講演会が開催できたことを大変うれしく思います。

岡山大学法学部・法学会 令和2年度第1回講演会

講 師: 吉岡桂子氏 (朝日新聞編集委員)
テーマ: 列車に揺られながら考える国際政治
日 時: 2020年11月10日(火)14:30~16:00
場 所: 法学部会議室

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2020年11月10日(火)に、本学部卒業生で、朝日新聞編集委員としてご活躍されている吉岡桂子さんをお招きして、講演会を開催しました。誰もが認める中国通の吉岡さんは、昨今の中国の躍進ぶり―「一帯一路」構想-とそれに対する周辺諸国の態度を中心に、これまでご自身が取材された情報と写真に基づいて、じつに説得力のあるお話をされました。新型コロナウィルスの影響の中、人数を絞った講演となりましたが、参加した学生たちは、皆関心を持ってお話に聞き入り、講演会の後も1時間以上、個別の質問をする学生の列が途切れませんでした。

岡山大学法学部・法学会 令和元年度第5回講演会

講 師: 金玟澈(キ厶・ミンチョル) 氏 (駐日本国大韓民国大使館 経済公使)
テーマ: 日韓経済関係の現在と未来
日 時: 2019年12月10日(火)16:20~18:30
場 所: 文法経講義棟26番教室

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2019年12月10日(火)に、駐日本国大韓民国大使館の金玟澈(キ厶・ミンチョル) 経済公使をお迎えして、法学部・法学会講演会を開催しました。現在、日韓の政府の間では、WTO紛争、韓国政府の水産物の輸入規制、日本政府の半導体材料の輸出規制など、様々な問題があります。講演では、日韓経済関係の専門家の金公使をお招きし、日韓の間の経済懸案とその解決方法、そして日韓経済関係の未来についてお話しいただきました。およそ200名の学生が熱心に耳を傾け、またその後も活発な質疑応答が行われました。

岡山大学法学部・法学会 令和元年度第4回講演会

講 師: 志部 淳之介氏 (弁護士)
テーマ: 「弁護士として行政機関で働く:現場の経験を生かした政策立案」
日 時: 2019年11月18日(月)14:00~15:30
場 所: 文法経講義棟20番教室

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2019年11月18日(月)に、弁護士の志部淳之介先生をお迎えして、法学部・法学会講演会を開催しました。現在、行政機関で働く弁護士が増えています。講演では、2019年10月末まで消費者庁で行政組織内弁護士として勤務された志部先生をお招きし、現場の経験を生かした政策立案、民間と行政の考え方の違い、弁護士と公務員の行動規範の違いなど、行政組織内で働くことのリアルについて弁護士の視点からお話しいただきました。およそ300名の学生が熱心に耳を傾け、またその後も活発な質疑応答が行われました。

岡山大学法学部・法学会 令和元年度第3回講演会

講 師: Gunnar Duttge氏 (ドイツ・ゲッティンゲン大学法学部教授)
テーマ: 「自殺幇助に関する連邦憲法裁判所の審理について」
日 時: 2019年10月15日(火)14:00~15:30
場 所: 文法経講義棟24番教室

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2019年10月15日(火)に、ドイツ・ゲッティンゲン大学のグンナー・ドゥトゲ教授をお迎えして、法学部・法学会講演会を開催しました。ドイツでは従来、自殺幇助行為は不可罰であったところ、2015年にいわゆる安楽死団体の活動を規制するために、刑法に新たな罰則が設けられました。講演では、ドイツにおける安楽死の現状に関する紹介を交えつつ、この規定の批判的検討がなされ、続いて、まもなく下される予定である連邦憲法裁判所の判断の見込みが示されました。
ドイツと日本とで法状況は異なりますが、安楽死という日本人にとっても非常に興味深いテーマの講演に、100名を超える学生が熱心に耳を傾けていました。

外交講座(令和元年度)

講 師: 濱本幸也 氏 (外務省国際法局国際法課・課長)
テーマ: 「国際法と外交の接点」
日 時: 2019年10月10日(木)14:00~16:10
場 所: 文法経講義棟 10番教室

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 2019年10月10日(木)に外交講座を開催しました。今回は、外務省国際法局国際法課課長の濱本幸也氏をお迎えして、「国際法と外交の接点」と題してご講演いただきました。
 ご講演では、国際法の種々の側面―国際法の定立、実施、交渉、紛争解決―において、外交が常に密接に関わっていること、また、国際法の必要性という観点から、規範を作ることや守ることの意義について、現実に生じた具体的事例に触れながらわかりやすくご説明されました。とくに、国際社会に秩序があることにより、各国は利益を得ているがゆえに、国際法は必要とされているし、遵守されているというご指摘は、たいへん興味深く感じられました。
 これまでの幅広いご経験に裏付けられた実に説得力のあるお話に、会場に集まった100名を超す学生たちも皆興味を持って聞き入っていました。ご講演後のフロアからの質問も途絶えることがなく、とても有意義な講演会となりました。

岡山大学法学部・法学会 令和元年度総会講演会

講 師: 中西 寛氏(京都大学大学院法学研究科教授)
テーマ:「国際政治の考え方 ―現状分析と学としての課題」
日 時: 2019年7月9日(火)14:30~16:00
場 所: 文法経講義棟20番教室

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 7月9日(火)に、令和元年度法学会総会・講演会を開催しました。本年度は、総会に引き続き、京都大学大学院法学研究科の中西寛教授をお招きし、 「国際政治の考え方 ―現状分析と学としての課題」と題してご講演いただきました。
 まず国際政治の現状について、米中対立をはじめとする冷戦後の国際社会の基本的な構造変化と国際政治の偶有性(contingency)をめぐる問題を中心にご説明くださり、続いて「学」としての国際政治学について、国際政治はその特徴から学際(trans-discipline)的な観点に基づいて取り扱うべきであるとのお話をいただきました。時折ユーモアを交えて大変わかりやすく説明してくださり、1年生を中心とする多数の学生が熱心に傾聴していました。

岡山大学法学部・法学会 令和元年度第1回講演会

講 師: 石田雅彦氏(弁護士、DLA Piper 東京パートナーシップ外国法共同事業法律事務所)
テーマ: 世界の法律問題における日本企業の参謀というキャリア(ある渉外弁護士の挑戦)
日 時: 2019年7月5日(金)12:30~13:50
場 所: 文法経講義棟20番教室

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世界最大手の法律事務所、DLA Piperのパートナーとして、グローバルに大活躍されている弁護士、石田雅彦先生をお招きしました。これまで歩んでこられたご自身のキャリア、国際派弁護士としての生活、世間を賑わすM&A等数々の案件に携わったご経験に基づくお話は、どれも実に新鮮かつ刺激的でした。企業の買収に関わることの責任やプレッシャーと、それに伴う達成感ややりがいの大きさを感じながら日々充実した生活を送っておられる様子がとても印象的でした。会場には、法学部1年生を中心に200名以上が集まり、最後まで質問が途絶えず講演会は大盛況となりました。

岡山大学法学部・法学会 平成30年度第6回講演会

講 師: 見越正秋 氏(岡山大学大学院法務研究科客員教授・公証人)
テーマ:「現代社会における憲法と刑事司法の役割について
 ―国民が抱く(期待する)裁判像と裁判の実際の有り様―」
日 時: 2019年2月1日(金)14:00~16:10
場 所: 文法経講義棟20番教室

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2019年2月1日(金)に、見越正秋・本学大学院法務研究科客員教授を講師にお迎えして、本年度第6回目の法学会講演会を開催しました。講演では、「現代社会における憲法と刑事司法の役割について ―国民が抱く(期待する)裁判像と裁判の実際の有り様―」というテーマのもと、検察官時代のご経験を交えながら、憲法と刑事手続との関係、刑事裁判の目的、自白など刑事司法の様々な問題についてお話しいただきました。
会場に集まった約200名の学生にとって、実務家から見た刑事司法・刑事裁判についてお話を伺うことのできる大変貴重な機会となりました。

岡山大学法学部・法学会 平成30年度第5回講演会

講 師: 林田久範氏(岡山保護観察所長)
テーマ:「再犯防止と保護観察所」
日 時: 2018年12月7日(金)15:10~16:10
場 所: 文法経講義棟20番教室

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2018年12月7日(金)に文法経講義棟20番教室において、岡山保護観察所で所長を務められている林田久範氏をお招きし、「再犯防止と保護観察所」と題してご講演いただきました。
今日,2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向け、世界一安全な日本を創ることを目標として、「再犯の防止等の推進に関する法律」(平成28年12月)のもと、政府において再犯の防止等に関する施策の総合的かつ計画的な推進が図られています。こうした状況において、再犯の防止のために保護観察所が果たしている役割等について、更生保護の基本理念(「甦〔る〕」と「更」「生」等)を交えながら,わかりやすく解説していただきました。また、更生保護を担う公的機関の種別についてもお話があり、公務員を目指す学生をはじめ200人以上の聴衆が熱心に耳を傾けていました。

岡山大学法学部・法学会 平成30年度第4回講演会

講 師:木内道祥氏(元最高裁判所判事、弁護士)
テーマ:「事件の発生から裁判による決着まで=最高裁決定の実例から解明する=」
日 時: 2018年11月5日(月)
場 所: 文法経講義棟20番教室

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11月5日月曜日、文法経講義棟20番教室にて、元最高裁判所判事の木内道祥弁護士をお招きして、法学部・法学会講演会が開催されました。講演会は、「事件の発生から裁判による決着までー最高裁決定の実例から解明するー」というテーマで、約100名の学生及び教員が集まりました。講演では、紛争(事件)はどうやって起こったのか、弁護士(代理人)はどのように関わったのか、裁判官はどのように判断したのか等につき、分かりやすく分析、説明いただきました。さらに、講演会後の懇談会においても、木内弁護士が関わられた事件等につきさまざまな質疑応答が交わされ、有意義な時間を過ごすことができました。

岡山大学法学部・法学会 平成30年度第3回講演会

講 師:アイシェ・エンジュル先生(イスタンブール大学)
    林智良先生(大阪大学)
テーマ:「トルコ私法とヨーロッパ私法のハーモナイゼイションの歴史」
日 時: 2018年10月19日(金)
場 所: 文法経講義棟26番教室

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イスタンブール大学のアイシェ・エンジュル先生と大阪大学の林智良先生をお招きして講演会を開催しました。お二人はともにローマ法がご専門で、オスマントルコからトルコ共和国にいたる法の歴史について、ご講演いただきました。エンジュル先生からは、イスラム法の法典化や19世紀以来のトルコの西洋化の中でローマ法の果たした役割など貴重なお話が伺え、また林先生からは日本における西洋法の継受と比較する解説もありました。
講演は、英語と日本語をまじえて行われましたが、およそ140名の学生、教員が熱心に聴講し、講演会終了後も一部の学生からは質問が続いていました。

岡山大学法学部・法学会 平成30年度第2回講演会

講 師:清谷典子氏(国際移住機関(IOM)プログラム・マネージャー)
テーマ:「グローバルなキャリア形成と国際公務員―国際移住機関(IOM)での仕事を通じて―」
日 時: 2018年7月27日(金)
場 所: 文法経講義棟20番教室

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国際移住機関(IOM)でプログラム・マネージャーとして活躍されている清谷典子さんをお招きして、IOMの組織と活動の概要とそこでのさまざまなご経験についてお話を頂きました。また、これまでご自身が歩まれてきた国際協力分野でのキャリア形成に関しても実に分かりやすくお話し頂きました。会場には、法学部1年生を中心に200名以上が集まり、講演会は大盛況となりました。

ご講演では、人身取引被害者の支援、定住外国人の就学支援、第三国定住難民への支援などの活動分野において、定められた予算の範囲内で期限内に種々のプログラムを実現させなければならないことなど具体的なお話を伺いました。また、岡山の国連NGOであるAMDAでの勤務のご経験が今日のキャリア形成に生かされているとのことが印象に残りました。

岡山大学法学部・法学会 平成30年度第1回講演会

テーマ:「裁判所で働く人々 ~裁判所事務官・家庭裁判所調査官の業務~」
日 時: 2018年7月11日(水)14:00~15:30
場 所: 文法経講義棟10番教室

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法学部と岡山大学法学会は、7月11日(水)に、岡山地方裁判所事務官(書記官)および岡山家庭裁判所調査官の方を講師にお招きして講演会を開催しました。講演では、裁判所事務官、裁判所書記官、家庭裁判所調査官が日ごろどのような仕事をされているのか、どのようなやりがいを感じているのかなどについて、講師の方のご経験をもとにお話しいただきました。業務内容だけではなく、裁判所組織の概要、研修制度、職場環境、キャリアパスなどについてもお話しくださり、授業ではあまり聞くことのできない裁判所職員のことをよく理解でき、また身近に感じることができました。

岡山大学法学部・法学会 平成29年度第3回講演会

講 師:山 田 誠 一  氏(神戸大学大学院法学研究科 教授)
テーマ:「民法第4編親族中の規定と憲法―再婚禁止期間に関する民法733条、および、夫婦の氏に関する同750条―」
日 時: 2017年11月9日(木)16:30~18:00
場 所: 文法経講義棟26番教室

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11月9日木曜日、文法経講義棟26番教室にて、神戸大学大学院法学研究科の山田誠一教授をお招きして、法学部・法学会講演会が開催されました。講演会は、「民法第4編親族中の規定と憲法―再婚禁止期間に関する民法733条、および、夫婦の氏に関する同750条―」というテーマで、約150名の学生及び教員が集まりました。講演では、上記に関する平成27年12月の2判例に加えて、非嫡出子の相続分に関する平成25年9月の最高裁大法廷判決を取り上げられ、これら3つの最高裁の判断と、憲法13条、14条および24条の解釈につき、共通点と相違点を分かりやすく分析、説明いただき、有意義な時間を過ごすことができました。

2017年度外交講座

講 師: 柴田 愛子 氏 (外務省 中東第二課)
テーマ: 「イラン情勢」
日 時: 2017年11月7日(火)16:20~18:00
場 所: 文法経講義棟 10番教室

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2017年11月7日(火)に外交講座を開催しました。この講演会は、外務省国内広報課の事業の一環として、希望のテーマに応じて専門家による講演等を行うものです。今回は成廣教授が比較政治aの授業時間を提供して、イラン情勢に詳しい方をとお願いして実現したものです。法学部では、すでに10回以上の開催を数えます。当日、会場には約200名の学生が集まり大盛況となりました。

 今回は、外務省中東第二課の柴田愛子氏をお迎えして、「イラン情勢」と題してご講演いただきました。ご講演では、「イスラム共和国」という例のない形態のイランの政治体制の成立から現在までの動向、イスラム法学者が持つ力がイラン社会に及ぼしている影響とシーア派の論理、宗教や民族が複雑にいりくむ中東政治の複雑さ、イランと周辺スンニ派諸国そしてアメリカの織りなす中東国際関係、日本とイランの関わりまで、ご経験を交えて軽妙にお話し頂きました。また、学生からの質問にも丁寧にご回答頂きました。学生にとって、あまり講義でも取り上げられることのないイラン政治について触れる機会として、また外交官のキャリアを具体的に考えてみる機会として、まだお若い柴田さんのお話を伺ったことは、大変貴重な機会となったと思います。

岡山大学法学部・法学会 平成29年度総会講演会

講 師: 太 田 勝 造 氏(東京大学大学院法学政治学研究科 教授)
テーマ:「消費者契約の行動経済学-合理人から生身のヒトへー」
日 時: 2017年7月14日(金)15:30~17:10
場 所: 文法経講義棟26番教室

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 7月14日(金)に,平成29年度法学会総会・講演会を開催しました。本年度は、東京大学大学院法学政治学研究科の太田勝造教授をお招きし、「消費者契約の行動経済学—合理人からの生身のヒトへー」と題して、ご講演をいただきました。
 まず従来の法と経済学の基本的考え方について説明いただき、続いて近年急速に研究が進んでいる行動経済学の知見について解説をして下さいました。ともすれば現実の人間行動から乖離した前提を置いていた従来の基本的考え方を修正した。人間の合理性を疑う行動経済学の研究を,消費者契約の文脈でご紹介くださいました。
 当日は会場となった文法経講義棟26番教室が満席になるほどの盛況ぶりで、講演中も複数のワークを行うなど、活気溢れるものとなりました。

岡山大学法学部・法学会 平成29年度第1回講演会

講 師: 春 具(はるえれ)氏 (元国連人事法務官、元化学兵器禁止機関(OPCW)人事部長)
テーマ:「国際組織の作り方」
日 時: 2017年7月7日(金)11:00~
場 所: 文法経講義棟26番教室

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1978年から国連で20年以上、化学兵器禁止機関(OPCW)で10年以上勤務された春さんをお招きし、国際組織の本部の誘致をテーマにご講演頂きました。会場には、法学部1年生を中心に200名以上が集まり、講演会は大盛況となりました。
ご講演では、​ジュネーブでの国際連盟本部誘致をめぐるお話に始まり、NYの国連、東京渋谷の国連大学、ハーグのOPCWそれぞれの誘致に​まつわるお話を紹介されました。
​連盟誘致に際し、​ホテルをまるまる買い取って利用した話とか、​NYの国連事務局が利用価値のない土地であったことなど数々の貴重な裏話を伺うことができました。
講演終了後の質疑応答では、国際公務員になるための資質やキャリアパス、勤務経験を通じたご苦労や、冷戦時代の諜報活動など多岐にわたる多くの質問が飛び出し​、講演会は大盛況のまま終わりました。

岡山大学法学部・法学会 平成28年度第5回講演会

講 師: 林 隆志氏(岡山刑務所長) 
テーマ: 「矯正の現状と果たす役割」
日 時: 2017年1月27日(金)14:00~16:10
場 所: 文法経講義棟20番教室

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1月27日に本年度第5回目の法学会講演会を開催しました。昨年度に引き続き、林隆志・岡山刑務所長をお迎えし、平成25年12月に閣議決定された「『世界一安全な国、日本』創造戦略」実現のために矯正が果たす役割等についてお話しいただきました。

 また、質疑応答には岡山刑務所の小野誠一郎・庶務課長と本学部の卒業生でもある水田智大・看守部長にも加わっていただき、講演の内容から刑務官の職務や採用のことまで、幅広い質問に答えていただきました。

 今回も、矯正行政の現状に触れることのできる大変貴重で有益な講演会になりました。

岡山大学法学部・法学会 平成28年度第4回講演会

講 師: 村松 洋介氏(広島国税局 総務部長) 
テーマ: 「国税庁のグローバル化への対応について〜海外での実体験を踏まえて」
日 時: 2016年12月7日(水)14:00~15:30
場 所: 文法経講義棟22番教室

岡山大学法学部・法学会 平成28年度第3回講演会

講 師: 作花 知志 氏 (岡山弁護士会)
テーマ:「最高裁判所大法廷と法の支配―女性の再婚禁止期間違憲訴訟の経験を踏まえ
て―」
日 時: 2016年11月16日(水)16:00~17:30
場 所: 文法経講義棟20番教室

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 2016年11月16日(水)に、文法経学部講義棟20番教室において、岡山弁護士会所属の作花知志弁護士を講師にお招きして、「最高裁判所大法廷と法の支配―女性の再婚禁止期間違憲訴訟の経験を踏まえて―」とのタイトルでご講演いただきました。

 ご講演の対象となった判決は、10件目の違憲判決であることに加えて、初めて性別を理由として下された違憲判決として、日本の法律学において非常に重要な判決の1つに数えられています。

 作花弁護士は本判決のただ1人の訴訟代理人として活動されたのですが、その活動において起きたこと、考えたことなど、文献には載っていないことを判決の概要の説明と共にとても分かりやすくお話しいただきました。参加した学生たちにとっても大変意義深い講演だったと思われます。

岡山大学法学部・法学会 平成28年度総会講演会

講 師: 山本 敬三 氏 (京都大学大学院法学研究科教授)
テーマ:「契約責任法の改正 ―民法改正案の概要とその趣旨―」
日 時: 2016年7月1日(金)16:20~18:00
場 所: 文法経講義棟20番教室

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7月1日金曜日、文法経講義棟20番教室にて、京都大学大学院法学研究科の山本敬三教授をお招きして、法学会総会および講演会が開催されました。講演会は、「契約責任法の改正-民法改正法案の概要とその趣旨」というテーマで、約200名の学生及び教員が集まりました。民法改正は、現在、国会で継続審議中であり、非常にタイムリーな話題であり、山本教授には、この中の契約法を中心に、詳細で分かりやすいレジュメをもとにお話をいただき、有意義な時間を過ごすことができました。
 法学会では、今年度も、いくつかの講演会を予定していますので、ぜひ参加ください。