本学は3月11日、大学執行部並びに新任を含む各部局長等が一堂に会して、本学の持続的発展を考える上で重要な事項について、現状の認識と今後の方向性を共有することを目的とした部局長等セッションを「不易流行の大学経営」をテーマに、創立五十周年記念館で開催しました。
　前半は、高橋香代理事（企画・評価・総務担当）より「岡大ビジョンナラティブとガバナンス改革」と題して、舟橋弘晃理事（教学担当）・総括副学長より「『主体的に変容し続ける先駆者』の育成」と題して、那須保友理事（研究担当）・副学長より「不易流行の大学経営」と題して講演を行いました。
　続いて若手教職員に学生も加えたメンバーから成る「岡山大学未来懇談会」の代表者より、3月7日に開催された未来懇談会からの報告として「インナーブランディングの強化（志を共にする）」と題して、発表しました。
　次期学長の那須理事は講演で「皆さんには不易流行という言葉を自分事として考えてほしい。構成員の方々に問いかけてほしい。私も折に触れて『皆さんにとって、不易流行とは何ですか』ということを問い続けていきたい。大学経営における不易とは、マルチステークホルダーの持続的で多様な幸せの実現を追求すること。流行とは、社会情勢を見極め、国立大学法人として政策や地域の思いを先取りし先導する改革・人材育成・教育研究である」と思いを語りました。
　後半は、参加した総勢44人が「皆さんにとって不易流行とは何か、所属する部局の不易流行とは何か」をテーマに、5グループに分かれてワークショップを行いました。それぞれが考える不易流行について、各グループとも活発な意見交換が行われました。
　現執行部の取り組んできた内容と、今後取り組むべき課題について理解し、次年度に向けて全学の思いを一つにする、大変有意義な会となりました。


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