本学では、次世代を担う若手教職員が自由な発想で持続可能な岡山大学を考える新たな大学ガバナンスプラットフォームとして「岡山大学未来懇談会(未来懇)」を平成29年度より開催しています。本年度は、学内で開催されている①「岡山大学広報ビジョン策定WG」、②「インナーブランディング研修」および③「若手職員塾」の各検討グループから代表者(若手職員・学生)を選出し、「インナーブランディングの強化(志を共にする)」をテーマとして、3月7日に開催しました。
開催にあたり、槇野博史学長から参加者に対してあいさつ。「中長期的なビジョンで自分達のあるべき姿を考えるとき、若手の方々と一緒に考えることは大変重要であり、学長に就任した当初から未来懇談会の発想を持っていた。大事なことは、トップダウンで決めるのではなく、時間がかかってもみんなと一緒に考えることが重要。今日は参加者みんなで考えて、しっかり自分の意見を発言して、ディスカッションしていただきたい」と述べました。
その後、共創教育・SDGs教育担当の吉川幸副理事が全体進行を行い、企画・評価・総務担当の高橋香代理事から「中期目標、中期計画、ナラティブについて」、安全衛生部保健衛生管理課の藤井純主査から「インナーブランディングについて」、総務・企画部広報課の真田明課長から「岡山大学広報ビジョンについて」、それぞれ説明がありました。
休憩をはさんだ後、参加者は2グループに分かれ、真田課長、総務・企画部大学改革推進課の本城直樹課長をファシリテーターとして、インナーブランディングの強化策について活発な議論を行いました。
その後、各グループの代表者が発表。職員が自分のキャリアを考える時間「キャリアタイム」の導入、学生愛ポリシーの設定、学生主体のキャンパスツアーの開催、大学の施策や理念をわかりやすく掲載した冊子の作成、岡山大学に関するニュースのポップアップ表示、経営陣を講師とした研修など、独創的で自由な発想によるさまざまな提案がなされました。
最後に、高橋理事から「回答は一つではなく、みんなで色んな提案を考えていけばいい。また、そういう話し合いの機会を増やすことが大事である」と述べ、今後への期待を込めた言葉で締めくくられました。
未来懇で出たアイデアや意見を実際の大学改革に取り組んでいく「実現性」も重要です。短期的、中・長期的に取り組む内容を明確にし、10年後も「選ばれる岡山大学」の実現を進めていきます。
○過去の「岡山大学未来懇談会」について
・平成29年度 第1回「岡山大学の未来像~大学院の強化を中心に~ 1」(2018.02.16)
・平成29年度 第2回「岡山大学の未来像~大学院の強化を中心に~ 2」(2018.02.23)
・平成30年度 第1回「60分授業・4学期制」(2018.07.19)
・平成30年度 第2回「これからの岡山大学教育における『強み』を考える」(2019.01.17)
・令和元年度 第1回「岡山大学×国連SDGsのさらなる深化に向けて」(2019.09.25)
・令和元年度 第2回「岡山大学×国連SDGsのさらなる深化に向けて」(2020.01.09)
・令和2年度 「岡山大学ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)のさらなる深化に向けて」(2021.2.9)
・令和3年度 「『攻めのDX』-教育・研究×DXで拓く新たな地平-」(2022.3.2)
【本件お問い合わせ先】
総務・企画部大学改革推進課
TEL:086-251-7754、8998
インナーブランディングをメインテーマに令和4年度「岡山大学未来懇談会」を開催
2023年03月13日