国立大学法人 岡山大学

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「岡山大学研究データポリシー」及び「岡山大学オープンアクセスポリシー」を策定~学術研究の発展と研究大学:岡山大学の将来の研究を守る~

2024年02月20日

 本学は1月15日、「岡山大学研究データポリシー」及び「岡山大学オープンアクセスポリシー」を策定しました。
 研究データは、本学などの大学・研究機関のみならず、地域・国境を越えて世界にとっての重要な知的財産であり、研究者をはじめとするナレッジワーカーの活動の証でもあります。
 我が国では、内閣府や文部科学省などが中心となり、研究データの共有を目指した研究成果のオープン化(オープンサイエンス)が進められています。本学はこのオープンサイエンスの国際的動向を踏まえ、学術研究の発展と本学の将来の研究を守るため、研究データの適切な管理及び利活用の促進についての方針を定めた「岡山大学研究データポリシー」と、研究成果についてオープン&クローズ戦略に基づき、可能な限り公開することを定めた「岡山大学オープンアクセスポリシー」を策定しました。
 今回の両ポリシーの策定について本学の那須保友学長は、「令和3年4月に内閣府の統合イノベーション戦略推進会議において『公的資金による研究データの管理・利活用に関する基本的な考え方』が示されたのを契機に、様々な場面で研究データとオープンアクセスについて議論が進み、本学はポリシーを制定することとしました。ポリシーは方向性を示すものですが、実際の現場での運用は試行錯誤する場面も多いと予想しています。本学は研究大学として、研究ファーストの法人運営を強力に推進しています。両ポリシーは研究大学として重要な点でもあるため、策定して終わりではなく、絶えずアップデートし、研究者らナレッジワーカーの活動成果を守り、生かす取り組みを全学かつ戦略的に進めていきます」とコメントしました。また担当の佐藤法仁副理事・副学長・URAは、「今回のポリシーの作成にあたって、23大学・研究機関の取り組みを精査し、本学の研究活動規模にマッチしたポリシーを制定しました。制定までに試行錯誤しましたが、その過程で本学の研究力・イノベーション創出施策への後押しとなる知見などが得られたこと、さらに昨年に採択を受けた文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)の取り組みを加速する際の体制整備等にも生かすことができました。今後も研究インテグリティや社会情勢等も注視し、本学にとって使いやすいポリシー運用を進めていきたいと思います」とコメントしました。
 今後も本学は、岡⼭⼤学⻑期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」実現に向け、「知」と「技」の結集によりアカデミアが、地域と社会の変革を先導する気概を持った、地域の特色ある研究大学として、さまざまな課題に挑戦します。今回の両ポリシーの制定もその実現のためのひとつの仕組みです。今後も研究大学:岡山大学の絶え間ない変化と挑戦にご期待ください。

<参考>
岡山大学研究データポリシー(令和6年1月15日策定)
岡山大学研究データポリシーの解説
岡山大学オープンアクセスポリシー(令和6年1月15日策定)

【研究データポリシーに関する問い合わせ先】
研究協力部研究協力課
TEL:086-251-7092
E-mail:innovation◎adm.okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置き換えています。

【オープンアクセスポリシーに関する問い合わせ先】
岡山大学附属図書館
TEL:086-251-7315
E-mail:libcat◎adm.okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置き換えています。

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