国立大学法人 岡山大学

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文部科学省「高度医療人材養成事業(医師養成課程充実のための教育環境整備)」に採択

2024年04月22日

 本学は、文部科学省令和5年度大学改革推進等補助金「高度医療人材養成事業(医師養成課程充実のための教育環境整備)」に採択され、3月18日に文部科学省のホームページで公開されました。
 本事業は、大学病院における医学生の教育・研究環境の充実等を図るため、最先端医療設備を整備し、我が国の「未来の医療」を担う高度医療人材の育成に貢献することを目的とするものです。
 岡山大学病院では、本事業により最先端プログラム医療機器(①核医学診断システム、②脊椎手術システム、③超広角走査型レーザー検眼鏡)を整備し、本学の医療人養成においてこれらの医療機器からもたらされる複数の多角的な情報を統合させることで、病態メカニズムや疾患の治療法選択に有益な情報を得る力、診療に関する統合的な情報処理能力を高める力、そして科学的に思考・吟味し活用する力を身に付けることが期待されています。
 今回の採択を受けて本学の那須保友学長は「本学は最重点研究分野のひとつにヘルスケア分野を指定しており、全学を挙げて戦略的に取り組んでいます。また、大学院では文部科学省『保健医療分野におけるAI研究開発加速に向けた人材養成産学協働プロジェクト』など、最新テクノロジーなどを医療と融合した取り組みを推進しています。これらの取り組みを支えるのは"人材"です。今回の事業でも優れた教育環境を整備のみに留まらず、それを生かし、新たな価値を生み出せる人材、我が国の『未来の医療』を担う高度医療人材をしっかりと育成し、社会を変革できる役目を果たしていきます」とコメント。また前田嘉信理事(医療担当)・病院長は「岡山大学病院は150年を超える歴史を持ち、『がんゲノム医療中核拠点病院』『臨床研究中核病院』『橋渡し研究支援機関』などの重要な役目を担っています。これらは地域とともに数多くのステークホルダーが培ったものです。今回、採択された事業は本院にとっても新たな一歩を築くものだと考えています。『患者さんのために、保健・医療の発展のために、自己ではなく社会のために』という、変えずにしっかり守っていく『不易』な姿勢と、社会の変化に柔軟に対応できる『流行』の能力を携えた高度医療人材を育成し、地域と世界、現在と未来に輩出していきます」と、今後の抱負も含めてコメントしました。
 本学は、昨年度に採択を受けた文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)においても、医療・ヘルスケアの取り組みを推進しており、社会変革に挑戦しています。今回、採択を受けた本事業もJ-PEAKSなどとの事業等と連携し、我が国の「未来の医療」を担う高度医療人材の育成・輩出を強化推進します。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と岡山大学病院の取り組み、挑戦にご期待ください。


<参考:「高度医療人材養成事業(医師養成課程充実のための教育環境整備)」の選定について(文部科学省)


【本件問い合わせ先】
岡山大学病院 企画・広報課
E-mail:ouhinfo◎adm.okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置き換えています

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