国立大学法人 岡山大学

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中村有里技術専門職員が「TCカレッジ長賞」を受賞

2024年08月06日

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部の教育支援技術課の中村有里技術専門職員が7月12日、東京工業大学で開催(ハイブリッド開催)された「TCカレッジ技術・研究支援発表会」において、「TCカレッジ長賞」を受賞しました。
 TCカレッジは、令和3年度から東京工業大学を事務局として始まった、技術職員を対象とした高度人財育成のためのプログラムであり、高い技術力・研究企画力を持つ技術職員をテクニカルコンダクター(TC)として認定する制度です。本学は令和4年度から参画しており、現在8人の技術職員がTC認定を目指しています。本年3月には、本学総合技術部設計制作・社会基盤技術課の堀格郎課長がテクニカルマスター(TM)に認定されています。さらにサテライト校として「医工系コース」を開設するなど、TCカレッジを活用して技術職員の「高度化」を推進しています。
 今回の発表会は、令和6年度入学者13人がこれまでに学び、習得した技術をまとめて発表することで業務の整理、発表のスキルを学ぶことを目的としており、中村技術専門職員は「マネジメントを活かした工学の魅力発信」と題して、これまでに携わった工学教育の魅力発信活動に関して発表。優れた発表として、TCカレッジ長賞を受賞しました。なお、令和4年度の同発表会では、堀課長が日本電子賞を受賞しています。
 受賞した中村技術専門職員は、「TCカレッジでマネジメントを学び、未来ある技術職員の活躍の場を広げたい」と抱負を述べました。また、総合技術部の本部長である佐藤法仁副理事・副学長・上級URAは、「本学では岡山大学長期ビジョン2050実現のため、技術職員を含めた職員の高度化を戦略的に強化推進しています。『高度化』にはさまざまな方法がありますが、そのひとつがTCカレッジです。全国の技術職員が集い研さんするTCカレッジでは、本学内だけでは得ることのできないものがあります。今回の発表会などで揉まれ、自分に自信を持ち、技術職員としてのアイデンティティを強めていくことは、組織としても大変有意義な点と考えます。今後、中村技術専門職員に続く数多くの人材を育成・輩出できるように、さらなる取り組みを進めていきたいと思います」と、今後のあり方も含めてコメントしました。
 本学は、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に採択されており、テクニカルコンダクターや技術プロジェクトマネージャーの育成など、技術人材の高度化を精力的に進めています。さらに大学・研究機関では極めてまれである「研究ポリシー」に技術職員を研究者のパートナーとして位置づけることを明記しています。これら他大学・研究機関では成し得ない先導的な取り組みを「研究ファースト」の研究大学として行い、知識から新しい価値を創出するナレッジワーカーとしての技術者人材を育成・輩出し、わが国の科学技術・イノベーションの牽引、さらには社会変革を起こす挑戦を続けます。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と技術職員らの活動にご期待ください。

<参考>
東京工業大学・TCカレッジ 令和6年度 技術・研究支援発表会

【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 技術専門職員・SDGsアンバサダー 中村有里
TEL:086-251-8263
岡山大学総合技術部HP



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