国立大学法人 岡山大学

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総合技術部が「令和6年度山南公民館夏休みきっずくらぶ」へ出展~地域の子どもたちに夏休みの思い出をお届け~

2024年08月06日

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は、7月26日に岡山市立山南公民館(岡山市東区)にて開催された「令和6年度山南公民館夏休みきっずくらぶ」に出展しました。
 今回の出展は「ペットボトルでつくるキラキラ万華鏡」「入浴剤を作ろう」「スライムで遊ぼう」の3テーマで開催。山南公民館が企画したテーマの中でもこれらは人気が高く、抽選で選ばれた小学生19人が参加し、3グループに分かれてブース形式で3テーマを体験しました。
 山南公民館のある学区では、小中一貫の義務教育学校「山南学園」を2022年4月に開校しており、同校高等部から6人がボランティアとして参加。朝早くから会場準備や受付・誘導などを手伝いました。
 「ペットボトルでつくるキラキラ万華鏡」では、それぞれがビーズやおはじき、クリップなどを選び、オリジナルの万華鏡作りを楽しみました。「入浴剤を作ろう」では、形や色、香りを選び、オリジナルの入浴剤を作りました。また、プラスチックに残った成形できなかった入浴剤に水をかけてシュワシュワと溶ける様子を楽しみました。「スライムで遊ぼう」では、通常のスライムに加え、夏にピッタリの「冷え冷えスライム」も作成し、ひんやりしたスライムの感触を楽しみました。
 終わりの会では、参加した小学生一人一人が「万華鏡のビーズをこだわって作った」、「スライムが一番好き」、「入浴剤の型に入れるところが難しかった」、「全部楽しかった」などの感想を発表し、夏休みのひとときを楽しく過ごすことができました。
 また、田村義彦部長からは「今日の実験教室を皆さんに楽しかったと感じてもらえてとても嬉しく思います。これから先、もしあまり楽しくなかったら、どうやったら楽しくなるかを考えて、取り組んでみてください。同じことをするにも楽しい方が良いでしょう?それを考えることも勉強になり、気付きになります。これからも答えが出なくても考えることで楽しいコトをたくさん見つけてください!」と実験教室を一緒に楽しんだ小学生とボランティア生徒に言葉を送りました。
 今回初めて地域貢献活動に参加した機器分析・動植物資源技術課の柏野美帆技術職員は「初参加ということもあり、私自身も子どもと一緒に悩んだり驚いたりと楽しみながら万華鏡作りのお手伝いをすることが出来ました。最初は作業に苦戦している子どももいましたが、出来上がった万華鏡を覗いて笑顔になった瞬間はうれしかったです。同じものを作っているけれど、ビーズの選び方に個性が出ていたりペットボトルに絵を描いたりして、子どもたちの工夫に感心しました。体験を通じて感じたワクワクや疑問が、科学に興味を持つきっかけになってくれればと思いました」とコメント。また、テクニカルリサーチャー(TR)の小倉正太さんは「私はスライム作成を子どもたちに教えましたが、化学変化に対する驚きやきれいに作成できて喜んでいる姿が印象的でした。今回の体験で子どもたちが科学分野に興味を持ち、学校での学習意欲の向上につながると嬉しいです」とコメントしました。
 今回の活動について総合技術部本部長である佐藤法仁副理事・副学長・上級URAは「今回の数多くのお子さんたちに参加いただいたこと、さらにボランティアとして参加いただいた山南学園の皆さんに厚く御礼申し上げます。モノを作ること、その仕組みを知ること、そして仲間と同じことに熱中することは、とてもワクワクドキドキする体験だと思います。私たちの活動が少しでも皆さんに科学の芽を育み、もっと大きなワクワクドキドキに膨らませられるようにしていきたいと思います」と、今後の期待も込めてコメントしました。
 同部の地域貢献・科学啓発活動は、本学工学部の共催により実施しており、今後も子どもたちが楽しく科学に触れられる活動を継続して実施していきます。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学、そして総合技術部の活動にご期待ください。


【本件問い合わせ先】
総合技術部 地域貢献ワーキンググループ
E-mail:tech-demae◎okayama-u.ac.jp
    ※◎を@に置き換えてください。
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