国立大学法人 岡山大学

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総合技術部第2回テクニカルリサーチャー(TR)辞令交付式を開催~地域中核・特色ある研究大学:岡山大学として基盤強化と次世代技術人材の育成を強化促進~

2024年09月09日

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は9月2日、津島キャンパスの環境理工棟会議室において、第2回目となるテクニカルリサーチャー(TR)の辞令交付式を開催しました。
 TRは、本学独自の取り組みで、大学院生を技術補佐員として雇用し、総合技術部における技術業務および教育支援業務等の補佐を行います。本学における技術力基盤の強化を図るとともに、学生の研究力・指導力を磨きつつ、自身が持つ技術を業務へ適応させる能力を向上させ、次世代の技術職員や社会変革を成すことができる、知識から新しい価値を創り出せる「ナレッジワーカー」等の育成強化を目的としています。
 辞令交付式では、技術統括監理本部技術副総監・技監であり、総合技術部の田村義彦部長からTRとなる4人に対して、辞令が交付されました。田村技術副総監・技監・部長は、「皆さんは今年度からスタートした岡山大学独自の制度『テクニカルリサーチャー』の2期生として、新たな役割に挑戦します。この取り組みにより、実践的なスキルを身につけ、総合技術部および岡山大学全体の技術基盤を強化するために、ナレッジワーカーとしての貢献が期待されています。組織の一員として、積極的に業務に取り組んでください」とあいさつしました。
 今回のTRの第2期生について総合技術部本部長である佐藤法仁副理事・副学長・上級URAは「本学研究・イノベーション共創機構の機器共用推進本部では、研究設備の操作等に習熟した学生が共同利用研究設備の技術サポートを行う学習プログラム『学生マイスター制度』を運用しており、これは機器に人が張り付き、技術を深めるものです。テクニカルリサーチャーは、機器ではなく組織に所属することで、次世代の技術職員等のノウハウを早い段階から学ぶため、実際の技術職員とほぼ同等の業務を行う中で実践スキルを磨くとともに、卒業後のキャリアを明確にしていきます。本学の技術職員の諸制度は、未来のありたい姿を求めて変えています。この原動力のひとつにテクニカルリサーチャーのみなさんの想いや力も込めていきたいと思います。ぜひやりたいことをワクワク・ドキドキしながら進めてください」とコメントしました。
 今後TRの4人は、第1期生とともに自身の講義・実習や研究等とのバランスを調整管理しつつ、本学農学部附属山陽圏フィールド科学センターを主な業務場として、作物の栽培管理や収穫物の調整作業、栽培圃場・栽培施設の管理、センターの訪問者に対するセンター業務内容の説明等、さまざまな業務に従事します。
 本学は地域中核・特色ある研究大学:岡山大学として、わが国の大学・研究機関初となる技監制度の実施など、技術職員の高度化を推進しています。本件は、本学が昨年度に採択された文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)の一環である研究基盤の強化等に資する取り組みの一つでもあります。従来の習慣や考え方にとらわれず、さまざまな制度や取り組みを実行し、必要に応じて改善することで、研究力やイノベーションの強化を進め、ナレッジワーカーの育成をサポートします。
 引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と岡山大学技術統括監理本部、総合技術部へのご支援と、テクニカルリサーチャー(TR)の活躍にご期待ください。


〇今回、テクニカルリサーチャー2期生に任命された4人
 阿部日向子さん(大学院環境生命自然科学研究科博士前期課程1年)
 川辺響介さん(大学院環境生命自然科学研究科博士前期課程1年)
 高岡遼空さん(大学院環境生命自然科学研究科博士前期課程1年)
 鳥越胡美さん(大学院環境生命自然科学研究科博士前期課程1年)


<参考>
総合技術部テクニカルリサーチャー(TR)の辞令交付式を開催〜地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の基盤強化と次世代技術人材の実践的育成を開始〜

〇テクニカルリサーチャー1期生に任命されている4人
 緒方隆太さん(大学院環境生命自然科学研究科博士前期課程2年)
 小倉正太さん(大学院環境生命自然科学研究科博士前期課程2年)
 門脇唯菜さん(大学院ヘルスシステム統合科学研究科博士前期課程2年)
 市川航輔さん(大学院環境生命自然科学研究科博士後期課程1年)


【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 事務室
E-mail:sougougijutsubu◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
岡山大学総合技術部

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