国立大学法人 岡山大学

LANGUAGE
ENGLISHCHINESE
MENU

総合技術部が「技術系・英語研修〜オンライン英語研修〜」を開催~ナレッジワーカーとしての技術職員の高度化を強化推進~

2024年10月02日

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は、9月12日に「技術系・英語研修〜オンライン英語研修〜」を開催しました。
 本研修は、2015年より大学連携研究設備ネットワーク主催で、大学の技術職員や技術支援員(パート、派遣含む)を対象に、毎年7回程度開催されており、英語のレベルは問わず、さまざまなレベルの参加者が同じ研修を受講し、助け合いながら切磋琢磨することで新たな気づきを得ることを目的の1つとしています。
昨年開催した「技術系・英語研修 in 岡山」が好評だったため、今回も本学総合技術部の技術職員らが企画・運営を担当し、オンラインで開催。10人の技術職員らが参加し、チームごとに分かれて課題に取り組みました。
 研修内容は、昨年好評だったKYT(危険予知訓練)を継続して実施。本学自然生命科学研究支援センター動物資源部門において、本学で学ぶ留学生らに対して注意喚起をすることを想定し、より実践的な英語学習を行いました。
 さらに、2つの新しい課題に取り組みました。1つ目は、AIを用いたSpeakingの体験練習を実施。英語の発音等、AIを通して学ぶことを体験しました。初めてAIの機能を使用する受講生もおり、活用できる場面についても学びました。
 2つ目は、本学資源植物科学研究所(倉敷市)の留学生が行なう実験を例に、留学生に指導する際に日本語のプロトコルから英語のプロトコルを作成する課題を実施しました。伝え方によって留学生が手順を間違えにくくなることを意識し、文章を作成して参加者で議論を行いました。分野が違う技術職員もいましたが、意味や伝え方を考えながら単語などを選んでいきました。完成した文章が参加者同士で異なっていても、受け取り手に伝わることが大切だということを学び、非常に有益な研修となりました。
 本研修会は、本学言語教育センターの内田クレア非常勤講師(英国出身)が講師を務め、参加者同士の英語のやりとりをブラッシュアップするとともに、より分かりやすく実用的な伝え方を指導。参加者たちは、より実践的な学びを経験できました。
 今回の開催について本学総合技術部本部長を務める佐藤法仁副理事・副学長・上級URAは、「本年度も技術系・英語研修を開催できたこと、うれしく感じています。本学では技術職員の高度化を推進する手段をいろいろと講じています。今回の研修もそのひとつとなります。急速に進む国際化において、大学においてもすべての教職員が英語対応できるのが『研究ファースト』を掲げる研究大学:岡山大学としても重要なことでもあると考えます。引き続き、学内の教職員だけではなく、広く社会の皆さんとともに技術職員の高度化を進めていきたいと思います」と、今後の方向性も踏まえてコメントしました。
 今後も「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択大学であり、地域と地球の未来を共創し、社会変革を実現させる研究大学:岡山大学としてさまざまな取り組みを実施しています。旧態依然とした習慣や思考などを廃し、知識を持って新しい価値を生み出していけるナレッジワーカーとして技術職員らも高度化していきます。本学の絶え間ない変化と挑戦と、それを担う技術職員の活動にどうぞご期待ください。

【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 技術職員 石原すみれ
TEL:086-235-7445
E-mail:ishihara-s◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
岡山大学総合技術部HP

年度