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岡山大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科Department of Otolaryngology–Head and Neck Surgery

学生・研修医の皆さんへFor Students & Residents

先輩からのメッセージ

直井 勇人 (2016年 宮崎大学卒)

現職:岡山大学病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科 医員
略歴:2016年宮崎大学医学部卒業。同年姫路赤十字病院初期研修医。2018年岡山大学耳鼻咽喉・頭頸部外科入局。同年姫路赤十字病院耳鼻咽喉科専攻医。2021年岡山大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科医員、同年岡山大学大学院入学。

岡山大学耳鼻咽喉・頭頸部外科のホームページを覗いてくださりありがとうございます。

耳鼻咽喉科に興味を持ってくださっている研修医・学生の皆様に向けてメッセージを書かせていただきます。

私は、平成28年に宮崎大学を卒業後、姫路赤十字病院にて2年間の初期研修を修了しました。その後耳鼻咽喉科医として、姫路赤十字病院で3年半、岡山大学病院で半年の後期研修を行いました。専門医取得後は、岡山大学病院に勤務しながら大学院生として研究をメインで行っております。

耳鼻咽喉・頭頸部外科医になろうと決めたきっかけ

 学生時代から耳鼻科への漠然とした興味は持っていたのですが、初期研修で耳鼻科の研修をした際に自分の中に“ビビッ”と来るものがありました。当時、私が感じた耳鼻科の魅力は次の3点でした。

① 老若男女どの年代・性別の患者様にも関わることができること

② 手技のレパートリーが豊富であり、1年目であっても自分で診断し執刀できる症例に出会えること

③ 生活の質に関わる分野であり“良くなった”という患者様の声に触れる機会が多いこと

その感覚は耳鼻科医として歩み出した後も間違いなかったことを実感しています。耳・鼻・頭頸部とも一見独立しているようですがお互いに密接に関わり合う臓器であり、日々新たな発見・経験の連続で飽きることがありません。手を動かすことが好き、生まれたての子供からご高齢の方まで幅広い年代の患者様と触れたい、QOLに関わる仕事がしたい等々、どんな理由でも結構です。後悔はさせません、是非耳鼻科の門をたたいてみてください!

現在の仕事 ―大学院生としての生活―

 研修医・学生の皆様の中には大学院や研究に興味を持っている方もいることと思います。私も、いつか基礎研究に触れてみたいとの思いがあり、後期研修の4年目から大学院へと入学しました。大学院1年目は主に座学を受講し、2年目から基礎教室(腫瘍微小環境学)へと学内留学をさせていただき基礎研究について学んでいます。

 私は腫瘍の研究を選択しましたが、岡山大学にはかねてより耳・鼻の研究も盛んに行っている土壌があります。研究は決して楽ではありませんが、じっくりと考えながら研究を行うことで臨床でも新たな発見や気づきを得ることが多くあります。基礎研究に興味のある先生方、ぜひ一緒に研究を盛り上げていきましょう!

皆さんへのメッセージ

 岡山大学耳鼻咽喉・頭頸部外科は中四国の中でも有数の規模であり、長い歴史を誇っています。一方で、岡山大学以外からの入局者も多く非常に和気藹々とした雰囲気で日々切磋琢磨しています。少しでも興味を持ってくださった初期研修医・学生の皆様、是非一度教室へ見学にいらしてください。お待ちしております!