学生・研修医の皆さんへFor Students & Residents
先輩からのメッセージ
岡野 光博 (1989年 香川医科大学卒)
現職:国際医療福祉大学 医学部 耳鼻咽喉科学 教授
岡山大学 医学部 耳鼻咽喉・頭頸部外科 客員教授
略歴:1989年香川医科大学卒業。同年岡山大学耳鼻咽喉科教室入局。1993年医学博士。1995年ハーバード大学客員研究員。1998年岡山大学助手。2003年講師。2004年助教授。2007年准教授。2017年現職。
耳鼻咽喉・頭頸部外科医になろうと決めたきっかけ
将来いろいろな選択肢(外科的な仕事、内科的な仕事、開業など)がありそうだったことと、学生時代に免疫学が好きでアレルギー性鼻炎の研究がしたかったこと。
岡山大学の耳鼻科に入局したきっかけ
地元であったこと。教授が交替されたばかりで、教室の雰囲気がフレッシュで居心地が良さそうだったこと。研究にも興味があるとお伝えしたところ、大学院への進学を勧めていただいたこと。
入局してよかったこと
岡大病院には、重症で難治な患者さんが主に中国四国地方から沢山いらっしゃいます。診療に難渋することもありますが、岡大病院は科を越えた連携が素晴らしいので、ピンチはチャンスでとても勉強になります。楽しかった手術や診療は、自分で工夫した鼻の手術やアレルギー外来でしょうか。岡大病院で鼻手術の新しいデバイス(デブリッダーやナビゲーションなど)を導入できたことも楽しかったです。岡大教室はとてもアットホームで、若い間は上司との会食では支払いをした覚えがありません。
現在のお仕事やご家庭の様子
縁があり、現在は千葉県成田市にある国際医療福祉大学で教授として研究・診療・教育に携わっています。鼻アレルギー診療ガイドラインなどのガイドラインや手引きなどをまとめる仕事が、これまでの経験を生かすことができて楽しいです。住居は東京にあり、週末は家族でレストランやコンサートなどを楽しんでいます。岡山時代は自転車(ロードレーサー)が趣味でしたが、今は皇居ランを楽しんでいます。
皆さんへのメッセージ
岡山大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学教室は歴史があり、学内外のネットワークを通じて臨床および研究のどちらにも進化・深化できます。我々の大学病院も含め、関連施設も豊富で将来にわたってポジションに困ることはありません。学閥もないので、安心して入局されてください。