耳鼻咽喉・頭頸部外科医になろうと決めたきっかけ

今年で耳鼻科３年目となる私ですが、最初に耳鼻咽喉・頭頸部外科に興味を持ったのは小学４年生の頃です。幼少期からずっと耳の聞こえが悪く困っており、小学４年生の時に耳の手術をうけました。治療をうけた後、周りの音や声がクリアに聞こえるようになり感動したこと、また聞き返しが少なくなり家族が喜んでくれたことを鮮明に覚えています。その頃から医師という職業に興味を持ち始めました。

岡山大学の耳鼻科に入局したきっかけ

耳鼻科へ入局を決めたのは大学５年生の時です。臨床実習で耳鼻科をまわった際、耳・鼻・頭頸部と多岐にわたる診療領域で検査・診断から治療まで一貫して携われ、赤ちゃんからご高齢の方とたくさんの方に関わることができることにとても驚かされました。当時 私の目に映る耳鼻科医師の姿はかっこよく、患者さんに温かく接して診療に熱く臨むそんな医師に自身もなりたいと思い入局を心に決めました。

入局してよかったこと

入局してからは毎日充実した日々を過ごしております。

外来診療や病棟業務、手術では術者のチャンスもあり、たくさんの経験をすることができます。指導してくださる先生方はとても熱く、どんな疑問も困難も必ず解決のために手を差し伸べてくれます。

後輩と切磋琢磨する機会も多く日々お互いを高め合い一緒に成長を重ねています。その他にもたくさんのメディカルスタッフの方々が関わってくださっており、とても整った環境で診療を行うことができています。

そのような日常臨床業務と並行しながら、耳の基礎研究も行うようになりました。当教室では自前の耳科学の基礎研究ラボを持っており、他施設と共同しながら最先端の難聴研究が行えるのも魅力です。その他の分野でも精力的に基礎・臨床の両面で研究が行われています。基礎と臨床の両面から貢献し、トランスレーショナルリサーチをリードできる医師になりたいと思っています。

皆さんへのメッセージ

拙い文章でしたが、当教室にさらに興味を持ってもらえたら幸いです。私たちは患者さんのために常に最新・最良を追求し続けています。そして、皆さんの力があればもっとより良いものになるはずです。耳鼻咽喉・頭頸部外科医となった皆さんと一緒に働けるその日を心待ちにしています。