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岡山大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科Department of Otolaryngology–Head and Neck Surgery

学生・研修医の皆さんへFor Students & Residents

先輩からのメッセージ

山田 まり恵 (2017年 香川大学卒)

現職:香川県立中央病院耳鼻咽喉科頭頸部外科 医師 技師
略歴:2017年香川大学卒業。同年香川県立中央病院初期研修医。2019年岡山大学耳鼻咽喉・頭頸部外科入局、岡山大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科レジデント。2020年国立病院機構岡山医療センター耳鼻いんこう科レジデント。2022年より現職。

耳鼻咽喉・頭頸部外科医になろうと決めたきっかけ

 耳鼻科を選んだのは、何となくご縁があり、最後は直観で選んだというのが正直なところです。学生時代は小児科と耳鼻科とで迷っておりましたが、手術執刀にも憧れがありました。耳鼻科医になって感じる魅力としては、5分で終わる微細な手術から、10時間を超える移植を伴うダイナミックな手術まで多岐にわたる幅広さと老若男女様々な方々に対する治療を提供できることです。

岡山大学の耳鼻科に入局したきっかけ

 入局先は悩みましたが、関連病院が豊富にあること、同期が複数人いること、頼れる先輩女性医師がいることから岡山大学を選びました。

入局してよかったこと

 入局後は、岡山大学病院からスタートすることが多いですが、そこで同期と仲良くなり、日々の悲喜こもごもを共有しながら、切磋琢磨することができます。

 入局後最も印象に残っているイベントは、入局してすぐの6月に、シカゴで開催された鼻科学会にポスター発表に参加する機会をいただいたことです。200万点以上のコレクションを所有する有名な博物館を貸し切った晩餐会が開催され、その分野の権威ある先生方とも交流することができました。

現在のお仕事やご家庭の様子

 後期研修中に岡山で出会った夫と結婚し、現在は地元香川の関連病院で、主体性を尊重し、熱心にご指導くださる先生のもとで、日々手術や外来の経験を積ませていただいています。

 体力は並程度ですが、そんな私でもこれまでやってこられています。初めは扁桃摘出術や喉頭微細手術等を沢山経験し、最近では気管切開術、副鼻腔手術、耳下腺手術、甲状腺手術、頸部郭清術などの執刀を丁寧にご指導いただいています。手術の幅が広く、選択肢も多いため、手術をしたいけれどもやっていけるか不安と思っている先生方にもおすすめできます。

皆さんへのメッセージ

 人生にはいろいろな選択の機会があり、医師としての科を決めるとき、入局する医局を決めるときは、特にその後を大きく左右する決断に感じることと思います。女性医師として要領よく生きることと外科系に進むことは相反するように感じられるかもしれませんが、条件にとらわれず、自分が楽しいと思ったこと、やりがいを感じられることを選んでも、道は開けていくと思います。

 迷ったときにロールモデルとなる先輩や相談できる同期や後輩が身近にいる環境は心強いです。ぜひ、一緒に働いてみませんか。お待ちしております。