国立大学法人 岡山大学

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研究に関する技術業務及び教育研究支援から地域中核・特色ある研究大学:岡山大学を担う~総合技術部教育支援技術課の初研修を実施~

2024年10月01日

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は9月6日、「第1回 教育支援技術課研修会」を津島キャンパス薬学部棟での対面とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。
 同研修会は、昨年4月に新たに創設された「岡山大学総合技術部教育支援技術課」として初めての開催です。教育支援技術課は、栗本有紀子課長のもと薬学系、医療系、工学系と理学系技術職員から構成された複合系の技術課です。そのため、配置先も本学津島キャンパスだけに限らず、医療系がある鹿田キャンパスや瀬戸内市にある理学部附属牛窓臨海実験所などにもわたり、かつ同じキャンパス内でも部局によって業務が多岐にわたっています。そのため、本研修はオンラインでの参加もできるよう配慮し、総合技術部の運営への参画のあり方や技術職員全体の資質・スキルアップ、情報共有などを目的として開催しました。
 会の冒頭、総合技術部本部長である佐藤法仁副理事・副学長・上級URAの開会あいさつとともに同課の技術職員の活躍と他分野との連携強化・加速への期待などが述べられました。
 次に同課所属の18人が発表セッションとして「担当業務紹介」をテーマに、順次発表しました。
 同課の技術職員の担当業務は、4系統の組織から構成されるため、一概に研究・教育といっても大変多岐にわたり、支援分野が異なれば必要な専門知識や技術も異なり、必要とされるスキルが多種多様となります。各自の業務紹介をすることで、「教育支援では似通っている点も見受けられますが、自分の業務分野外のことはよく知らなかったので、 非常に興味深く、有意義な時間だった」などの意見が参加者から寄せられました。
 また意見交換では、来年以降も継続して研修会を開催して、技術職員のスキルアップを図ることを確認しました。また、研修内容も発表だけでなく、実技も取り入れたいとの要望が出され、今後は実技も取り入れた研修会の実現に向け、改革して行くことになりました。
 研修会の講評では佐藤本部長から「栗本課長のもと、日頃の同課での業務の運営、効率化などに関して、深く御礼申し上げます。教育支援技術というのは、教育の実施面においてなくてはならないものであり、また総合研究大学である本学において、その分野は多岐にわたるため、個々の技術職員が孤立することもあります。本研修で情報交換などを進めることで組織力を高め、より良い教育支援技術を提供できるようにしていきたいと思います。さらに総合技術部創部前の慣習などを見直すことも重要ですので、今後の技術職員の高度化と合わせて、皆さんとともに実施していきたい」と、今後の同課の方向性も含めてコメントがありました。最後に、研修委員の前原陽子技術専門員の閉会あいさつをもって終了しました。
 今回の研修会を企画した同課研修委員の長尾暢顕技術専門職員は、「教育支援技術課研修会を無事に開催できたことを大変嬉しく思います。本課は複合系の技術課であるため、配置先も多岐にわたります。そのため、各技術職員の業務の多忙時期も非常に異なります。このような状況下で、開催できるように尽力された薬学部の技術職員の皆さまには大変感謝しています。本年3月にオンラインにて構成員の顔合わせを実施していますが、今回の研修会では、多くの方が対面で参加され、直接に対話することで課内の距離が縮まりました。 複合系組織の『教育支援技術課』は、同じく複合系組織である『総合技術部』の縮図ともいえる組織です。ここでの研修経験などは、総合技術部全体へ還元できると感じています。最後に、皆さまにはご多忙中にも関わらず研修会にご協力いただき、誠に感謝します」と今後の抱負も含めてコメントしました。
 本学総合技術部は全学の技術職員の連携を深めるとともに、技術職員のスキルアップを図ることにより、「研究ファースト」を掲げる研究大学:岡山大学の運営に深く関与できるようにしていきます。また本学が昨年12月22日に採択されている文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)の取り組みのひとつでも、技術職員の高度化の強化推進を実施しています。今後も本学の教育・研究活動などのパートナーとして頼れる技術職員、そして自らの知識と知恵で新しい価値を創造していけるナレッジワーカーとしての技術者となれるようにさまざまな取り組みを戦略的に実施していきます。今後も岡山大学の絶え間ない挑戦とそれを担う技術職員の活動にどうぞご期待ください。

●発表グループと所属職員
薬学系グループ:信定弘美、前原陽子、森下達矢
理学系グループ:板倉佳代子、長尾暢顕、藤原貴生、齊藤和裕、牛堂和一郎
電気・情報系グループ:谷本親哉、安信香苗、山下範之
化学生命系グループ:中村有里、朝倉真実、伊藤千佳子、香川晴美、中川良美、平田裕子、栗本有紀子

<参考>
技術職員の組織化による研究力・イノベーション創出の強化と魅力あるキャリアの構築へ 「岡山大学総合技術部」始動!
岡山大学シンポジウム「チーム共用による技術職員組織構築の過去・現在・未来」を開催

【本件問い合わせ先】
総合技術部 教育支援技術課研修会(津島キャンパス地区)
E-mail:tech-kyoikukensyu◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
総合技術部HP

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