本学は、2024年2月1日からクライオ電子顕微鏡「KriosG4」(300 kV, サーモフィッシャ社)の共用を開始します。中四国地域に初導入となる本装置は、研究設備・機器の共用化の強化の一環として本学に整備を進めてきたのもで、岡山大学高等先鋭研究院を構成する異分野基礎科学研究所に設置します。本装置では、結晶化せずにタンパク質の溶液試料を用いてイメージを収集し、単粒子構造解析による原子分解能の構造解析が可能となり、本学の構造生物学関連研究の大きな発展が期待されます。
本学のみならず、学外にも広く開放され共同利用できます。
ご利用になりたい場合や装置の詳細をご覧になりたい場合は、岡山大学研究設備・機器の予約管理システム「コアファシリティーポータル(CFPOU)」から「クライオ電子顕微鏡」を検索してご確認いただくか、以下のURLから直接、閲覧・予約・利用することが可能です。
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本学は、岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」の実現に向け、さらに昨年に採択を受けた文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)の取り組み等を加速し、社会変革を実現させるために大学法人一体となって地域社会とともに強力に推進しています。
J-PEAKSの取り組みでは、研究IR(エビデンス)に基づき、強み分野と次世代にリソースを投資し、アカデミアの世界トップサークルと伍すことができる強みをさらに“強く”、“尖らせ”、卓越性を発展させます。従来から実施している国際的学術研究拠点RECTORプログラムをさらに進化しつつ、本年度に新たに制定・改定した岡山大学最重点研究分野(7分野)及び新研究マネジメントシステムである岡山大学高等先鋭研究院(強みの4研究所+先鋭研究群(研究特区):2023年9月11日創設)による、拠点間の有機連携・シナジー効果、順位付け制度による入れ替え(流動)による切磋琢磨、派生研究の切り出し育成等の取り組みをより加速しています。
クライオ電子顕微鏡も中心的な研究設備として、強みをさらに尖らせつつ、研究の裾野を広げていきます。どうぞ地域中核・特色ある研究大学岡山大学の活動にご期待ください。
<参考>
・岡山大学高等先鋭研究院を創設~世界と伍す研究・イノベーションの卓越と厚みを育成するシステムを構築~
・「岡山大学最重点研究分野」を制定~地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学を実現するために~
・「岡山大学研究力・イノベーション創出強化実現会議」を設置・始動~矜持とスピード感を持って社会変革を実現する研究大学を目指し、司令塔機能を一本化~
・岡大長期ビジョン2050をより確実に実現させ、社会変革を起こす”力”がある研究大学:岡山大学を目指して「岡山大学研究ポリシー」を改正
・文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
【本件問い合わせ先】
岡山大学異分野基礎科学研究所
所長・教授 沈 建仁
TEL:086-251-8502
E-mail: shen◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
岡山大学研究推進機構 機器共用推進本部
Tel: 086-251-8486
E-mail: corefacility◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
クライオ電子顕微鏡を中四国地域に初導入!
2024年02月01日