■医学生・研究医の皆様へ
教室関連
Q 教室の構成を教えてください。
A 下の通りです。
男性8名 女性11名計 20名
Q 在籍者の出身大学内訳を教えてください。
A 下の通りです。
Q 教室の雰囲気を教えてください。
A 気軽に話しができる雰囲気です。 いつでも遊びに来て下さい。 歓迎します。
病理に興味のある人は、いつでも実習標本や臨床検体を検鏡できます。出身大学の区別はありません。 封建制度的な医局制度は存在しません。
Q 教授のプロフィールについて教えてください。
A 松川昭博、昭和37年生まれ、
熊本出身、熊本大学卒業、平成17年10月着任、
専門は炎症の分子基盤解明
Q 教室に見学に行ってよいですか。
A 随時どうぞ。事前連絡は不要です。病理学教室で行っている研究、診断業務などおみせします。何年生でも構いません。科目等履修生登録希望者、大学院進学希望者はいつもで相談にのります。初期研修を他大学・多施設で行った方も歓迎します。年齢、性別、出身大学など問いません。
研究・大学院について
Q 研究内容を教えてください。
A 炎症の分子基盤を、サイトカイン・ケモカイン、シグナル伝達・抑制、活性酸素・フリーラジカル、などの方面から研究しています。
Q 研究テーマはどうやって選ぶのですか。
A 研究法や研究室に慣れることから始めます。取り掛かりを容易にするため、進行中の研究プロジェクトに従いて研究機器や研究手法を学びます。同時に、これまでの研究背景・今後の展望について説明します。その上で、各自の意向を聞いて研究テーマを決めます。付託大学院生、研究テーマを有している研究生については、その意思を十分尊重して研究指導します。
Q ARTプログラム に対応していますか。
A 松川教授は、卒後研修と博士号取得を両立させる大学院プログラムであるARTプログラム(平成21年度大学院GP採択)の取組実施者の一人です。様々な形で学生を支援します。
Q ITPプログラムについてはどうですか。
A International Training Program(ITP)は、大学院生、学位取得後すぐの若手研究者の海外派遣支援プログラムで、これまでの岡山大学の教育プログラムの発展型といえます(平成20年特色GP採択)。松川教授は、プログラム申請メンバーの一人として活動されてます。海外連携機関の一つであるミシガン大学(松川教授担当)とは学部間協定を締結します(手続き進行中)。若手研究者の海外派遣を支援します
Q 研究費用は大丈夫ですか。
A 研究に必要な動物、試薬、器具などは教室で負担します。資金に困る状態ではありませんし今後も大丈夫でしょう。各自の公的研究費申請は最大限サポートします。
Q 大学院在学中に病理診断学も学べますか。
A 病理専門医修得を目指した取り組みもあわせて行います。教室で扱う生検、手術などの検体(年間4〜5千件)、細胞診検体(年間5〜6百件)及び解剖症例(年間30件程度)を用いて、個別指導を行います。病理専門医のいる学外関連病院で、病理業務の実地研修も行っています。大学院卒業後1〜2年以内に病理専門医試験を受験できます。
Q 大学院在学中の生計に不安があります。
A 関連病院などでのアルバイトで生活費は稼げます。医師の場合、週1日程度の平日学外勤務に加えて、週末を含めた当直で十分に家族を養えます。
Q 大学院卒業後・在籍後の進路について教えてください。
A 引き続き研究を続けたい人は、アカデミックポジションに就いて研究に取り組めます。海外研修は視野を広げるためにも大切です。希望者の海外留学を支援します。診断病理に興味のある人は、学内外の病理診断機関で病理医として勤務できます。臨床医に興味ある人は、病理で学んだ知識を活かして多方面で活躍できます。
Q 国外で交流のある研究室を教えてください。
A ミシガン大学(ミシガン州)、マウントサイナイ大学(ニューヨーク州)National Cancer Institute (NCI、メリーランド州)、バージニア大学(バージニア州)
病理医について
Q 病理医の育成方法について教えてください。
A 最初の2年間はすべての外科病理、解剖症例に関し、個別個人指導方式によるトレーニングを行います。3年目から最終チェックを指導者が行う方式をとります。学外関連病院での勤務を通して、同門の先輩諸氏からの指導もあわせて行います。学内・学外での病理スライドカンファランスや病理診断研究会などで貴重な症例を学べます。学会発表や論文作成は積極的に支援します。
Q 臨床医としての病理医の待遇はどうですか。
A 病理医の給与は他の臨床科の先生と全く同じです。夜勤や当直はないため、むしろ優遇されているとも言えます。患者さんが目の前にいないため、比較的時間を自由に使える診療科でもあります。
Q 病理を修めた後、他の臨床科に進むことはできますか。
A 病理は臨床各科全体をカバーするため、病理で学んだ知識を活かして多科に亘って活躍できます。実際、教室出身の先生で、内科、外科、皮膚科、産婦人科などで活躍されている先輩がいます。病理のわかる臨床医は極めて魅力的です
Q 勤務先の病院はどのように決めますか。
A 教室の状況、関連病院の事情にもよりますが、本人の希望を尊重します。
Q 関連施設・関連病院を教えてください。
専門医について
Q 取得できる専門医・認定医について教えてください。
A 以下の3つがあります。
死体解剖資格:厚生労働大臣が認定する国家資格
病理専門医:社団法人日本病理学会が認定する資格
細胞診指導医:日本臨床細胞学会が認定する資格
Q 専門医、認定医の取得方法および初期研修期間の扱いについて教えてください。
A 以下の通りです。
死体解剖資格:2年以上、20例以上の解剖経験が必要。
病理専門医:試験あり。受験資格は、以下のすべてを満たすこと。
女性医師
Q 産休、育児休暇、休職後の職場復帰などの対応について教えてください。
A 同門には多くの女性医師がおり、出産を機に一時職場を離れている方もおられますが、多くの先生が病理医として職場に復帰され、家庭と仕事とを両立しています。休暇中の勤務先サポートや復職支援を行っています。
Q 家事・子育てと両立できますか。
A 患者さんと接する機会が少ないため、自ら仕事時間を調整できます。当直業務はありません。家事・子育てできる環境は、他の臨床科にくらべると遥かに恵まれています。女性に優しい職場です。
「病理と女性医師」も御覧下さい。
Q いろいろ相談できる女性スタッフはいますか。
A 大森昌子、江口香、平麻美先生にご相談ください。みなさん、家事・子育てと両立して仕事に励んでおられます