研究科長裁量経費多文化共生講演会(1月25日開催)
多文化共生のまちづくり ~岡山多文化共生政策研究会の取り組み~
日時:2010年1月25日(月)13:30~
場所:岡山大学総合研究棟(放送大学の建物)6階 講義室1
1. 基調講演
「多文化共生社会に向けて」
講師:山脇啓造氏(明治大学国際日本学部教授)
2. 岡山多文化共生政策研究会の活動と成果報告
報告者:藤本悌弘氏(岡山県企画振興部国際課長)
成廣孝氏(岡山大大学院社会文化科学研究科准教授)
3. 地域における取り組み
「ブラジル人学校『エスコーラ・モモタロウ・オカヤマ』の取り組みについて」
報告者:枝松孝典氏(NPO法人ももたろう海外友好協会理事長)
今日、地域におけるグローバル化が進む中で、外国人との相互理解を深め、共に暮らしていくために、わたしたちひとりひとりは何をしなければならないのでしょうか。この講演会は、いわゆる「多文化共生」を学ぶことを目的として、岡山大学法学部が主催して開催されました。会場には、学生、自治体関係者、市民団体その他各方面から約80名の方々にお集まり頂きました。
明治大学の山脇先生からは、この問題に対するこれまでの政府や自治体の取組みをご教示頂き、さらに、岡山の各自治体や大学が今後どのようにこの問題と向き合っていくべきかについて、非常に貴重なご意見を伺うことができました。
岡山県国際課の藤本課長からは、岡山県に在住する外国人の現状と現在の取組みについてお伺いし、また、成廣先生からは昨年来県内で実施したアンケート調査のご報告をして頂きました。
最後に、枝松理事長からは、現場の声として、ブラジル人学校の運営の背景やこれまでのご苦労、他方で、生徒さんたちの楽しく学ぶ姿を写真を交えて生き生きとお話し頂きました。フロアからも活発な意見が出され、この問題の関心の高さを改めて認識するとともに、今後、大学として何をすべきかを考えていく上で、実に有意義な機会となりました。
なお、この講演会は、岡山大学法学部と岡山多文化共生政策研究会が主催し、岡山大学大学院社会文化科学研究科(研究科長裁量経費)と岡山大学法学会が共催しました。