平成22年度
平成22年度学長裁量経費(教育研究プロジェクト)講演会(1月12日開催)
講師:趙炳宣(清州大学校法科大学教授)
演題:韓国における国民参与裁判制度の定着方案論争及びその展望
日時:2011年1月12日(水)13:00~15:00
場所:一般教育棟A21
1月12日、韓国から趙炳宣・清州大学校法科大学教授をお招きして、平成22年度学長裁量経費(教育研究プロジェクト)と法学会の共催で、講演会を開催しました。当日は、約250名の学生が集まり大盛況でした。
テーマは「韓国における国民参与裁判制度の『最終モデル』に関する論争およびその展望」で、韓国において2008年1月に導入された国民参与裁判制度について、制度の内容、運用の実態と今後の展望についてご講演頂きました。国民参与裁判制度は日本の裁判員制度と同様に、陪審制とも参審制とも異なる独自の国民参加型の刑事裁判制度でありながら、様々な点で裁判員制度とは異なっていることから、比較法的な視点もまじえながら、今後の韓国における刑事司法制度のあり方について、趙炳宣先生ご自身のお考えをお話し下さいました。また、講演後には、聴講した学生との間で活発な質疑応答もなされました。今回は、韓国の刑事法学者から国民参与裁判制度の現状と今後の展望について直接伺うことができる、大変貴重な機会となりました。
平成22年度学長裁量経費(教育研究プロジェクト)講演会(12月11日開催)
講師:田口 守一(早稲田大学大学院法務研究科教授)
演題:裁判員裁判の個性と普遍性
日時:2010年12月11日(土)15:00~17:00
場所:文法経26番講義室
12月11日,田口守一・早稲田大学教授をお招きして,平成22年度学長裁量経費(教育研究プロジェクト)と法学会の共催で, 講演会を開催しました。当日は,週末且つあいにくの空模様にもかかわらず,300人以上の学生が集まり大盛況でした。
テーマは『裁判員裁判の個性と普遍性』で,刑事訴訟法研究の第一人者として,また裁判員制度の導入が検討されるよりも前から,日本における国民の司法参加の在り方を考究されてきた研究者として,多様な視点から同制度の意義及び今後の展望について,お話し頂きました。