高雄大学(台湾)との交流
海外特別演習の一環として高雄大学を訪問し、国際交流セミナーを開催しました。
2024年9月19日、岡山大学法学部と高雄大学法学院との共催で、高雄大学において国際交流セミナー「アジアにおける政治と文化-日台比較を通して考える」が開催されました。高雄大学からは教員3名、学部生14名が出席し、総計33名がセミナーに参加しました。
当日は、高雄大学副学長呉行浩教授、同法学院財経法律学科簡玉聡教授よりご挨拶をいただいた後、まず、高雄大学の学部生が、台湾の先住民文化、政治史と食文化との関係、政治事件と公共芸術、そして異なる政治的立場が文化教育に与える影響についての報告を行いました。次に、岡山大学側は、日本の大学生活、日本における若者の政治参加の実態について報告を行いました。それぞれの報告後の質疑応答では、相互の発表に対して日台それぞれの視点から多くの質問が提起され、両国の文化・政治・法制度の相違についての理解を深める機会となりました。
最後に、岡山大学法学部の張教授より閉会の挨拶があり、2004年から続く岡山大学と高雄大学との交流を通じて深まった両校の友好関係を顧み、高雄大学教員・学生の心からの歓迎に感謝の意が表されました。国際交流セミナーは盛会のうちに終えることができました。
高雄大学法学院と岡山大学法学部とのオンライン国際交流セミナーが開催されました。
2023 年12月14日、岡山大学法学部と台湾高雄大学法学院とのオンライン国際交流セミナーが開催されました。岡山大学からは教員4名、学生30名、大学院生3名が参加し、高雄大学法学院からは教官1名、学生12名が参加し、総計50名の方に参加していただくことができました。開会に際しては、高雄大学財経法律系・簡玉聡教授より開会挨拶をいただき、岡山大学法学部の張紅教授が司会進行を務めました。
今回の国際交流セミナーでは、「デジタル化時代における法律問題」がテーマとなりました。セミナーでは、岡山大学法学生の山根大河さんの「SNSと名誉棄損」と題した発表に続き、高雄大学法学院からはチームとして「デジタル化時代における法律問題」をテーマに発表が行われました。デジタル技術が普段の生活に大きな利便性を提供している一方で、その技術は多くの問題を引き起こす可能性があり、例えば、現在、ネット上ではアカウントの盗用問題などが頻繁に発生しており、デジタル技術の変化に追いつく形で法律の規制が行われなければならないことが報告されました。
発表後には、両校の学生による自己紹介が行われ、お互いに関心を高めながらの質疑応答が行われました。発表者と参加者との距離も縮めることができ、双方の参加者は、皆、当該テーマだけでなく、相互の理解を深めることができたように思います。
最後には、岡山大学法学部長・黒神直純教授が閉会挨拶を行いました。そこでは、岡山大学と高雄大学法学院が2004年に交流協定を締結し、以後、教育・研究における相互国際交流に努めてきたことや、本国際交流セミナーへの参加者への感謝の意が示され、今後は、現地での交流が再開できるよう期待を述べられ、本国際交流セミナーは盛会のうちに終了しました。
台湾国立高雄大学法学院の簡玉聰先生が法学部を訪問されました。
2023 年 9月7日、台湾国立高雄大学の簡玉聰先生が岡山大学法学部を訪問されました。12月に開催予定のオンラインによる学生の交流会を中心に、今後の教員間による学術研究交流の計画などについても話し合われました
2022年高雄大学法学院・岡山大学法学部オンライン国際交流セミナー
2022年12月7日、岡山大学法学部と高雄大学法学院はオンラインによる国際交流セミナーを行いました。当セミナーは、コロナの発生から3年にわたり、オンラインによるZOOMと会議室併用のハイブリッド形式での開催となりました。
今回の参加者は、岡山大学法学部から20名(教室参加14名、オンライン参加6名)、社会文化科学研究科から5名(教室3名、オンライン2名)、教員5名、一方、高雄大学からは学生20名、教員1名の出席があり、総勢51名でした。
双方の部局長からご挨拶をいただき、張紅教授が司会を務め、それぞれの学生による発表が行われた後に、全員で討論を行いました。
黒神法学部長の挨拶では、2004年に高雄大学と交流協定を締結して以来、長年にわたる両校の友好関係・交流成果を振りかえられ、高雄大学の参加者の方々に感謝の意を表されると共に、今後とも国際交流セミナーを通じて、より一層両校の絆を深めることを祈念されました。
双方の学生達全員討論では、お互いにLGBTに関する法的問題をとりあげ、社会的な現象に対する考察を提示しながら、活発な議論を行いました。なお、高雄大学の先生や学生達は流暢な日本語で自己紹介をされるなど、会場は非常に盛り上がりました。
最後に、高雄大学法学院財経法律学科簡玉聡先生が、セミナーの閉会挨拶をされ、両校の学生同士の友好交流ができたことを祝い、今後、コロナ感染拡大が一刻も早く収束することを願いながら、現地でお互いが対面した交流を期待すると締めくくられました。
本国際交流セミナーは、双方の拍手とともに、盛会のうちに終了しました。
高雄大学法学院・岡山大学法学部 国際交流セミナー
2021年12月7日、岡山大学法学部と高雄大学法学院との共催で、オンライン国際交流セミナー「SDGsと地域活性化・地産地消の在り方について」が開催されました。岡山大学側教員3名、学部生33名(うちオンライン10名)、大学院生4名、その他3名、高雄大学側教員1名、学部生16名の総計60名が参加しました。
当日は、高雄大学法学院財経法律学科簡玉聡教授より開会の挨拶をいただいた後、まず、岡山大学学生の杉山直弥さんが、「SDGsと地域活性化・地産地消の在り方について」と題する報告を行いました。日本における地産地消の推進、日本の地産地消の政策や理念を紹介し、岡山県でのふれあい市場、医療法人緑十字会笠岡中央病院や株式会社天満屋ストアの取組事例をとりあげ、それぞれの事業者の役割、手段を述べ、幅広いアプローチと行政のサポートやさまざまな連携内容を紹介しました。
高雄大学の学部生たちは、「台湾における四季と果物」をテーマに、台湾の四季を彩る豊富な果物の特徴を紹介しました。
それぞれの報告後の質疑応答では、相互の発表に対して日台それぞれの視点から興味深い質問が提起され、お互いの環境の相違と一致について理解を深めることができました。
最後に、岡山大学黒神直純法学部長より閉会の挨拶として、2004年より続く岡山大学と高雄大学の交流を通じて深まった両校の友好関係を顧み、今回のセミナーが両校から多数の参加に恵まれたことに感謝の意が表明されました。また、今後はできる限り早い時期に現地において交流できるよう期待している旨が述べられ、国際交流セミナーは盛会のうちに終えることができました。
高雄大学法学院・岡山大学法学部 学生交流会
2021年1月19日、高雄大学とオンラインによる学生交流会を行いました。合同セミナーでは、お互いの住む町や大学を紹介し合った後、コロナ禍に対して、お互いの国や地域がいかに対応しているかを紹介しました。報告の後活発に議論を行い、たいへん実りある交流会となりました。来年は、現地でじかに先生や学生のみなさんとお会いして交流を深めたいものです。
高雄大学法学院・岡山大学法学部 学生交流会
2020年1月14日、高雄大学から環境法をご専門とされる呉行浩先生が学生を引率して本学部を訪問されました。黒神ゼミとの合同セミナーでは、SDGsをテーマに学生たちが英語でディスカッションをしました。台湾では近年急速に環境政策に力を入れており、プラスチックごみ対策等、目に見える形で環境問題の改善に取り組んでいる様子を知り、たいへん勉強になりました。
台湾高雄大学を訪問
2019年12月13日、本学部黒神教授とそのゼミ生たちが、高雄大学法学院を訪問しました。簡玉聰先生のクラスの学生と、高雄滞在中の札幌学院大学の学生との合同セミナーを開催しました。学生たちは、それぞれの土地の社会事情や大学の様子などをお互いに学ぶことができ、有意義なひとときを過ごしました。
高雄大学法学院・岡山大学法学部 学術研究交流会
2019年11月5日に簡玉聰先生はじめ3名の高雄大学法学院の先生方が岡山大学法学部を訪問され、「高雄大学法学院・岡山大学法学部 学術研究交流会」が開催されました。河原祐馬法学部長の挨拶の後、高雄大学法学院からは、謝國廉先生が「EUにおけるAI法制の基本理念」、張鈺光先生が「紛争処理と合意―台北市永春都市更新案を素材として」と題してそれぞれ報告されました。また、岡山大学法学部からは、波多野敏教授が「「フランス革命期における「一般意思の表明としての法律」と市民権」、平田彩子准教授が「行政組織内弁護士と行政現場:法の実施執行の場面から」との題目で発表しました。いずれの報告においても活発な議論が交わされました。
台湾高雄大学を訪問
2017年12月12日、本学部黒神教授とそのゼミ生たちが、高雄大学法学院を訪問しました。呉行浩先生のクラスの学生と、英語による合同セミナーを開催しました。学生たちは、光華寮事件や裁判制度等の諸問題について、意見を交換し熱心に討論をしました。
2017年 第6回日台学術交流セミナー
2017年9月22日に本学より波多野、河原、築島の3名が高雄大学を訪問し、第6回日台学術交流セミナーが開催されました。今回は、以下の政治学関係の4つの報告が行われました。
河原祐馬(岡山大学)「ロシア連邦憲法裁判所と政治の司法化」
築島尚(岡山大学)「日本の高級官僚人事−キャリア制度の意味と意義—」
廖義銘(高雄大学)「忠恕の道と政党政治の安定−台湾における総統職権の争議の検討も兼ねて」
楊戊龍(高雄大学)「台湾における公務員労働関係法制の検討−国際的規範と他国法制を参考にして」
これに先立って、午前中は両大学のカリキュラムなどについて情報交換を行い、既に60分授業を行っている高雄大学の時間割の組み方など本学でも参考にすべき有益な示唆を得ることができました。また、12月に予定されている海外特別演習についての打ち合わせを行ったほか、セミナーには高雄大学の学生も参加し、留学を希望されている学生との交流も行われました。
台湾高雄大学から訪問
8月2日に、台湾高雄大学の簡玉聰先生、高雄市法制局の尤天厚副局長が、高雄大学法学院の学生14名を引率して法学部を訪問されました。短時間の滞在でしたが、9月に高雄大学で開催されるシンポジウムの打ち合わせをした後、図書館などを見学してもらいました。
台湾高雄大学を訪問
2月27日に波多野学部長と黒神副学部長が高雄大学法学院を訪問しました。高雄大学法学院と岡山大学法学部はすでに10年以上研究や学生の交流を行ってきました。この日、台湾は休日でしたが、法学院長廖義銘先生、教学長陳月端先生、簡玉聰先生ほか多くの先生方と意見交換をすることができました。高雄大学のカリキュラムの構成などについて教えていただいたほか、来年度の教員の研究交流について基本方針が確認され、また法学部の学生が参加できる研修のプランなどについても具体的な議論がされました。
2015年 第5回日台学術交流セミナー
さる2月10日(火)、岡山大学と台湾・高雄大学法学院との間の第5回日台学術交流セミナーが、ロイヤルホテルで13時から開催されました。当日は、高雄大学・岡山大学双方から民事法関係の下記4つの報告がなされ、その後活発に意見交換することができ、また、相互の交流を深めることができました。今後さらに両校の交流を発展させていきたく思っています。
① 2014年会社法改正内容――資金調達における企業統治
発表者:赤木真美 教授(岡山大学)
② 医療紛争の強制的調解の難題――契約を中心として
発表者:陳 月端 教授(高雄大学学務長:法学院財政経済法律学科)
③ 弁護士会照会における被照会者の回答義務について
発表者:吉岡伸一 教授(岡山大学)
④ 台湾における消費者保護法の遠距離的取引
発表者:李 淑如 準教授(高雄大学法学院政治法律学科)
2011年 高雄大学法学院と学生交流に関する協定を締結
日 時:2011年3月21日(月)
場 所:高雄大学法学院会議室
台湾の高雄大学法学院と学生交流に関する協定を3月21日に締結しました。
岡山大学法学部と高雄大学法学院は、すでに平成16年11月に国際交流協定を締結し、ほぼ2年に1度高雄大学または岡山大学で学術交流を行ってきましたが、国際交流協定締結当時は高雄大学法学院が新設されたばかりで学生も1,2年生しか在籍していない状況であったため、学生交流については将来の課題とされていました。その後、高雄大学法学院が完成年度に達したことから、学生交流に関する交渉を継続的に行い、この度、合意に達しました。
今後は毎年、学生2名を上限として、期間1年未満で学生を相互に交換し、交流を行う予定であり、両学部の学生を相互に派遣することによって、両学部間の学生交流を促進し、また、台湾から優秀な学生を受け入れることで、法学部の学生に対しても刺激となることが期待されます。
2011年 第3回日台学術交流セミナー 「日本と台湾における最近の刑事法事情」
報告者:塩谷毅教授(岡山大学法学部)
張麗卿教授(高雄大学法学院)
テーマ:日本と台湾における最近の刑事法事情
日 時:2011年2月10日(木)14:00~17:00
場 所:岡山大学法学部大会議室
岡山大学法学部と高雄大学法学院とは,2004年から国際交流協定を締結していますが,今回は「日本と台湾における最近の刑事法事情」のテーマで,高雄大学から4名の教員を招き,第3回日台学術交流セミナーを開催しました。当日は,佐野法学部長を始め法学部教員,学部生・大学院生20名余りが参加し,予定時間を延長して熱のこもった議論が展開されました。
セミナーでは,岡山大学の塩谷毅教授が,自動車運転過失致死傷罪,危険運転致死罪の新設等交通犯罪の厳罰化を含む近年の日本の刑事立法の動向について,高雄大学の張麗卿教授が,実証分析の結果を交えながら,台湾交通犯罪に関する刑事法の現状について,それぞれ報告を行いました。
いずれの報告も時宜を得たものであり,また,質疑応答においては出席した学生から質問等により,活発な議論が行われ,両国の法制度の類似点・相違点がより浮き彫りになるなど,充実したセミナーとなりました。
最後に,岡山大学の佐野法学部長,並びに高雄大学の張麗卿法学院長から,今後もこのような学術交流を発展させていくとともに,学生・院生の相互受け入れを進めていきたいとの挨拶がありました。
2008年 第2回日台学術交流セミナー
平成20年(2008年)12月9日、台湾国立高雄大学法学院において、高雄大学法学院と岡山大学法学部による「第2回 日台学術交流セミナー」が開催されました。
当日は、岡大法学部教員(2名)、黄英忠教授(高雄大学学長)、姚志明教授(法学院院長)他、教員・学生合わせて20名程度が参加し、国際公法と各国金融法に関する報告及び討論が行われました。特に、セミナーでは、光華寮訴訟の日本の最高裁判決(2007年)について報告されました。このテーマは、日本による承認切替(中華民国から中華人民共和国への承認切替の法的効果)という台湾にとって大変重要な問題を扱うものであり、学生・教員を含めて、大変活発な議論が行われました。
■セミナーの内容
第1報告 「光華寮訴訟における承認問題―日本最高裁判決(2007年3月27日)の問題点ー」
玉田大(岡山大学法学部准教授)
第2報告 「金融管理機制之発展興検討―以銀行業之管理為核心」
周伯翰(高雄大学財経法律学系専任助理教授)
また、セミナーの後、学部間協定の促進に関する会合が開催され、今後の両学部・学院の関係強化、学生・院生の交換留学等、教育研究の協力体制について、具体的な話し合いが行われました。
なお、今回の学術交流セミナーについては、「平成20年度(岡山大学)学長裁量経費 台湾高雄大学法学院との教育研究連携プロジェクトー日台の教育研究交流の新しい形をめざしてー」による財政的支援を得ました。
2007年 第1回日台学術交流セミナー「日本と台湾における最近の行政法事情」
日 時: 2007年2月10日(土)午前10時~午後5時
受付:午前9時30分から
会 場: 岡山ロイヤルホテル2階 光華の間
岡山大学法学部は2004年に高雄大学法学院と国際交流協定を締結しましたが,今回は第1回の学術交流として高雄大学から3名の教員を招き,法学交流研究会を開催しました。当日は,岡田雅夫副学長,谷聖美法学部長を始め法学部教員,大学院生20名余りが参加し,予定時間を延長して熱のこもった議論を展開しました。
午前の部では,「日・台における最近の地方自治事情」のテーマの下に,高雄大学の楊鈞池助教授が地方自治体の国際化の現状と展望について報告し,簡玉聰助教授が台湾における補助金制度の問題点について報告を行いました。
午後の部では,「日・台における最近の行政訴訟法事情」のテーマで,法学部の小山正善教授と高橋正徳助教授が日本の行政訴訟法改正について,高雄大学の頼恒盈助教授が台湾の行政訴訟法制度の現状についてそれぞれ報告を行いました。
いずれの報告も時宜を得たものであり,また両国の法制度の相違も浮き彫りになるなど,充実した研究会となりました。最後に高雄大学の簡助教授から,今後もこのような学術交流を発展させていくとともに,学生・院生の相互受け入れを進めていきたいとの挨拶がありました。
2004年 国際交流協定締結
岡山大学法学部と高雄大学法学院は、平成16年に交流協定を締結致しました。