平成30年度法教育授業の開催
平成30年度法教育授業の開催
<第1回>
◇◇◇2018年10月10日に県立一宮高校にて、法学部公認サークル「法友会」が法教育・消費者教育授業を実施しました。これは従来岡山大学法学部が取り組んできた法教育事業の展開の一環として、毎年取り組んでいるものです。岡山一宮高校や岡山県消費生活センターのご協力のもと、理数科の1年生を対象に2クラスで授業を行いました。◇◇◇
<第2回>◇◇◇2019年2月13日に清心中学校にて、法学部公認サークル「法友会」が法教育・消費者教育授業を実施しました。清心中学校や岡山県消費生活センターのご協力のもと、中学3年生を対象に3クラスで授業を行いました。◇◇◇
売買はどこまで認められるの?
今年度の法教育授業では、いずれも「市場の道徳的限界」をテーマに、法学部教員が監修した岡山県消費生活センター提供の教材を使用しました。「友人間のチケット売買」「コンサート会場前でのチケット売買」「ネットオークションでのチケット売買」など3つの身近な具体的事例を紹介し、各事例の中でチケットの売買が法的に認められるか、あるいは認められないか、そしてそれぞれなぜそのような解答になるかについてグループの中で討論して考えてもらいました。
授業は法友会の学生によって進められ、各事例をロールプレイ形式で紹介しました。また、各クラスの生徒さんを5~6名の班に分け、法友会の学生が各班に2~3名ずつチューターとして参加し、各班の議論を取り仕切りました。
授業後のアンケートでは、受講した生徒ののみなさんから次のような声をいただきました。
「チケット売買が身近になっているので、法律で定められていることを頭に入れることができてよかった。」
「ネットオークションサイトの仕組みや、法的に認められる、認められないことの細かい部分まで知ることができたので、とても勉強になった。」
「説明が分かりやすかったので、法についてよく分かりました。」
「大学生のみなさんが優しくフォローしてくださったのでとても嬉しかった。」
「日常の中であまり法について考えたりしたことがなかったので、この機会に少し興味をもった。」
「またこのような機会があれば、もっと詳しく知りたいです。」
「この授業をきっかけに、自分の身近にあることから、法や消費者生活についてもっと考えていきたいです。」
法友会の学生にとっても、中学生・高校生に教える経験をすることで、授業で学んだ法学の知識を深く理解し、コミュニケーションや表現力、指導方法など幅広い技能を身に付けることができたと思われます。