2019年度法教育授業の開催
2019年度法教育授業の開催
<第1回>
2019年10月24日に県立一宮高校にて、法学部公認サークル「法友会」が法教育・消費者教育授業を実施しました。これは従来岡山大学法学部が取り組んできた法教育事業の展開の一環として、毎年取り組んでいるものです。岡山一宮高校や岡山県消費生活センターのご協力のもと、理数科の1年生を対象に2クラスで授業を行いました。この様子は、当日のRNC(西日本放送)の夕方のニュースにて「高校生が学ぶSNSトラブル」として、KSB(瀬戸内海放送)の夕方のニュースにて「ネットへの書き込みを学ぶ」として紹介されました。
<第2回>
2020年2月12日に清心中学校にて、法学部公認サークル「法友会」が法教育・消費者教育授業を実施しました。清心中学校や岡山県消費生活センターのご協力のもと、中学3年生を対象に3クラスで授業を行いました。
その書き込み大丈夫!?
今年度の法教育授業では、いずれもネットへの書き込みをテーマに、法学部教員が監修した岡山県消費生活センター提供の教材を使用しました。「レストランの料理の感想の書き込み」「レストランについて見聞きした事実の書き込み」「クラスでのカンニングについての書き込み」「知人の住所についての書き込み」など4つの具体的事例を紹介し、各事例の中でその書き込みが法的に問題になるか、それとも問題にならないのか、そしてそれぞれなぜそのような解答になるかについてグループの中で討論して考えてもらいました。
授業は法友会の学生によって進められ、各事例をロールプレイ形式で紹介しました。また、各クラスの生徒さんを5~6名の班に分け、法友会の学生が各班に2~3名ずつチューターとして参加し、各班の議論を取り仕切りました。
法友会の学生にとっても、中学生・高校生に教える経験をすることで、授業で学んだ法学の知識を深く理解し、コミュニケーションや表現力、指導方法など幅広い技能を身に付けることができたと思われます。