皮膚科

科長のご紹介

科長 森実  真
専門医 日本皮膚科学会専門医
専門分野 炎症性皮膚疾患,乾癬,アトピー性皮膚炎

平成30年7月1日付けで岡山大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学分野教授を拝命いたしました。私が教室の第11代目の教授となります。前任の岩月啓氏教授が築き上げられた診療・教育・研究の体制を堅守しつつ,最後の砦病院の皮膚科として,また臨床研究中核病院の皮膚科として,高度先進医療をさらに充実・発展させてまいります。

 

主な対象疾患

アトピー性皮膚炎,乾癬,皮膚腫瘍(悪性含む),皮膚感染症,脱毛症,白斑、メラノーマ,ヘルペスウイルス感染症,EBウイルス関連皮膚疾患,天疱瘡や類天疱瘡などの自己免疫水疱症,薬疹,先天性皮膚疾患,アレルギー性疾患,膠原病,重症の熱傷についても高度救命救急センターと連携しながら診療しています。
 

診療内容と特色

皮膚科は皮膚症状を手掛かりとして全身を診る診療科です。もちろん他科との連携も積極的に行います。外来では,皮膚疾患一般を診察する外来と,皮膚外科・皮膚腫瘍外来があります。一般皮膚科外来では,日常的皮膚疾患から,水疱症,膠原病,全身病まで皮膚に症状のある患者さん全般の診断,治療にあたります。膠原病,代謝病をはじめさまざまの全身性疾患で特徴的皮膚症状を呈しますので,それを最初の手掛かりとして全身的診断・治療を行っています。皮膚・皮下組織の重症感染症は顕著な全身症状を伴うものもありますが,このような場合も我々は積極的な治療を行っていて,我々の守備範囲です。皮膚外科外来では,しみ,あざなど美容上の問題も含め,手術治療を行っており,腋臭症などの治療もこの外来の担当です。また,皮膚・粘膜に生じた種々の良性,悪性腫瘍の手術的治療,熱傷,術後の経過観察も皮膚外科班が積極的に担当しています

    

 

研究について

研究については,皮膚科学分野ホームページを参照ください。
そのほかに表皮水疱症における続発症の病態解明,乾癬で線維芽細胞を使った実験なども行っています。

 

スタッフ紹介