無輸血治療を希望する方へ

個人的信念などから輸血を拒否される方に対する基本方針について

岡山大学病院では,生命維持を最優先に治療に当たっていますが,個人的信念から輸血を拒否される方に対し,
意思を確認したうえ,以下のような方針で治療を行います。

■ 無輸血での手術や治療が可能であると当院が判断した場合
 ◆ 患者さんの自己決定権を尊重し,指定外の輸血は行いません。

 無輸血での手術や治療ができない,または,できるかどうかわからないと当院が判断した場合
 ◆ 時間的に余裕がある待機的な手術や治療の場合は,他の治療法への変更や転院をお勧めすることがあります。

■ 緊急手術や緊急の治療(救急搬送や院内の予期せぬ急変など)
 ◆ 意思の事前確認が可能で無輸血での手術や治療が可能であると当院が判断した場合は,指定外の輸血は行いません。
 ◆ 意思の事前確認が可能であっても,無輸血での手術や治療ができない,または,できるかどうかわからないと当院が判断した場合は,最大限の代替え治療を行ったうえで,生命維持を優先し輸血を行います。
 ◆ 意思の事前確認ができない場合は,生命維持を優先し,輸血を行います。

なお,患者さんが持参される免責証明書等の「絶対的無輸血」に同意する文書に署名はいたしませんので,ご了承願います。