科長のご紹介
科長 |
上岡 寛 |
専門医 |
日本矯正歯科学会(認定医) |
専門分野 |
歯科矯正学, 唇顎口蓋裂治療, 外科矯正治療 |
岡山大学病院矯正歯科は,「安全で確実な矯正歯科治療」を提供させていただくとともに, 将来の矯正歯科治療を支える歯科医師の養成に取り組んでいます。そして, 皆様が通いやすい明るい雰囲気の診療室で, 親身になってお話を伺い, お応えすることのできる歯科医師, スタッフがお待ちしております。どうぞお気軽にご相談にお越しください。
主な対象疾患
矯正治療の対象となる歯並びや噛み合わせには, 叢生(乱ぐい歯)・上顎前突(出っ歯)・反対咬合(受け口)・開咬(上下の歯が噛んでいない)・空隙歯列(すきっ歯)などがあります。現在, ほとんどの患者さんの治療費は私費(保険適用外)となっていますが, 顎変形症(あごの手術が必要)あるいは唇顎口蓋裂および厚生労働大臣が定める病気が原因で歯並びが悪い場合は, 保険で治療が受けられます(手続きの関係上, 初診相談時は私費(保険適用外)となることがあります)。
岡山大学病院では2009年より小児頭蓋顔面形成センターを設立し, 多角的に症例を検討, 合同手術等を実施しています。また, 2015年より口唇裂・口蓋裂総合治療センターを設立し,形成外科・口腔外科・矯正歯科・言語聴覚士等の多職種が連携して口唇裂・口蓋裂患者に対して集学的一貫治療を行っております。
診療内容と特色
矯正歯科治療は, 歯を動かすことで最適なかみ合わせをつくり, 成長のコントロールあるいは外科手術で顎を動かすことによって, 口腔の安定した機能および美しい口もと・笑顔を獲得することを目指します。岡山大学病院矯正歯科は, それらの治療を必要とされる小児から成人の方まで幅広い年齢層の患者の皆様を診察しております。
大学病院の特徴を生かし, 小児頭蓋顔面形成センターや口唇裂・口蓋裂総合治療センターを通じて, むし歯科・予防歯科・小児歯科・小児科・歯周科・補綴科・口腔外科・形成外科・脳神経外科など歯科のみならず医科とも連携した包括的な治療を行っております。
また, 近年多様化する患者さんの要望に応えるため, 誰にも気付かれずに矯正歯科治療を受けたい患者さんに対しては表から見えない矯正装置を用いた治療, 痛みに敏感な患者さんに対してはごく弱い力の矯正装置や材料を用いた治療を提供しています。
さらに, 外科的矯正治療の診断や口腔内の記録, 一部矯正装置の作成にはデジタルツールを用いています。このように, 当科では患者さん中心の最先端の矯正歯科治療を快適かつ安全な環境で提供しています。
研究について
- デジタル矯正歯科治療について
- 鼻咽腔閉鎖不全に対する矯正歯科治療基準の確立
- 矯正装置(マルチブラケット装置)の装着方法(インダイレクト・ボンディング法)の評価
- MRIを用いた矯正治療患者の気道容積の分析
- 歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療のメカニクスについて
診療実績
スタッフ紹介